高1数学:整数の性質|17(無料問題PDF)

高1|整数の性質解き方がわからないときは 高1数学|約数・倍数・互除法・不定方程式・n進法【数学A】(無料問題PDF) を先に読むと、この問題で何を問われているかが分かります。


今日の一問
n(n + 1)(n + 2) をどんな自然数 n についても割り切る整数のうち、最大のものを求めなさい。
——さて、どこから手をつける?
答えと考え方は、この記事の中で順を追って解説します。

このページは高校1年「整数の性質」の無料問題プリント(整数の性質17)です。このプリントは、n がどんな値でも必ず割り切れる数を求める入試問題を扱う回です。自治医科大学2019年の問題が入っています。プリントを解いたあと、ページ下部の数強塾オリジナルの練習問題3問で、同じ考え方を別の数で確かめてください。

プリントをダウンロード

下のリンクから PDF が開きます。印刷して手で解くのがいちばん定着します。

高1数学 整数の性質 17

すべてのnで割り切れる数を探すで何ができるようになるか

「どんな n でも割り切れる最大の数」を探すときは、まず小さい n をいくつか代入して候補の最大公約数を出します。ここで上限が分かります。そのあとで、その数で必ず割り切れる理由を示せば確定します。実験で当たりをつけて、証明で確定させる——この二段構えが整数問題の進め方です。

解き方の手順

1n = 1, 2, 3, 4 あたりを代入して値を並べます。

2それらの最大公約数をとります。答えはこれ以下です。

3式を因数分解するか、連続する整数の積の形に持ち込みます。

4「連続する k 個の整数の積には k の倍数が含まれる」を使って、各素因数について割り切れる理由を示します。

つまずくのはここ

つまずき1|代入した1つの値の約数を答える

n = 1 の値が 6 でも、答えが 6 とは限りません。複数の n での最大公約数をとる必要があります。

つまずき2|最大公約数を出しただけで終える

最大公約数は「これ以下」という上限にすぎません。本当にすべての n で割り切れるかは別に示します。

つまずき3|偶数と 3 の倍数を別々に扱わない

6 の倍数を示すには、2 の倍数であることと 3 の倍数であることを別々に言ってから、2 と 3 が互いに素であることを使います。

数強塾オリジナルの練習問題

プリントと同じ考え方を、数を変えて出題しています。まず自分で解いてから「解答・解説を見る」を開いてください。このページ専用の問題なので、他のページとは数が異なります。

練習1

n(n + 1)(n + 2) をどんな自然数 n についても割り切る整数のうち、最大のものを求めなさい。

解答・解説を見る

解答

n = 1, 2, 3 で 6, 24, 60。最大公約数は 6 なので、答えは 6 以下です。
連続する3つの整数には必ず偶数が1つ以上含まれ、3 の倍数がちょうど1つ含まれます。
2 と 3 は互いに素なので、積は 6 の倍数です。
6
検算:n = 4 なら 120、n = 5 なら 210。どちらも 6 で割り切れ、7 以上の共通の約数はありません。
実験で上限を出し、証明で確定させる。

練習2

n3 − n をどんな整数 n についても割り切る整数のうち、最大のものを求めなさい。

解答・解説を見る

解答

因数分解すると n3 − n = n(n2 − 1) = (n − 1)n(n + 1)。
連続する3つの整数の積なので、6 の倍数です。
n = 2 で 6、n = 3 で 24。最大公約数は 6。
6
検算:n = 5 なら 120、n = 10 なら 990。どちらも 6 で割り切れます。
まず因数分解して、連続する整数の積の形を作る。

練習3

n5 − n をどんな整数 n についても割り切る整数のうち、最大のものを求めなさい。

解答・解説を見る

解答

n5 − n = n(n4 − 1) = n(n2 − 1)(n2 + 1) = (n − 1)n(n + 1)(n2 + 1)。
連続する3つの整数の積があるので 6 の倍数。
さらに 5 で割った余りで分けると、どの場合も 5 で割り切れます。
n = 2 で 30、n = 3 で 240。最大公約数は 30。
30
検算:n = 4 なら 1020 = 30 × 34、n = 6 なら 7770 = 30 × 259。
6 の倍数であることと 5 の倍数であることを別々に示して合わせる。

整数の性質の他のプリント

同じ「整数の性質」の無料プリントは全部で 17 枚あります。前後以外のものを、扱っている内容を添えて並べました。上から順にやる必要はないので、いま必要なところから選んでください。

解き終わったら

数強塾について

数強塾は、数学が苦手な中高生を対象にしたオンライン数学専門塾です。プロ講師が完全1対1で担当し、指導システム料金を公開しています。実際の成績推移は指導事例、通っている生徒の声は評判・口コミにまとめています。

次に解く問題・この単元の解説

📄 同じ単元のプリント(全25枚のうち、この前後24枚)

同じ単元を続けて解くと、どの手を使うかの判断が安定します。手が止まったところがあれば、その単元の要点に戻ってから次の1枚に進んでください。

一覧に無いものも含め、整数の性質のプリントは高1数学:整数の性質 全25枚、学年全体の単元一覧は高1数学のページから確認できます。

オンライン数学専門塾 数強塾|プロ講師のみ・完全1対1指導・中高一貫校対応

数強塾オンラインのご案内

体験授業に申し込む入塾受け入れ状況(残席)数学つまずき診断(無料)体験授業の事前案内保護者の方へ高1・高2の方へ医学部志望の方へ保護者様からの声料金・指導システム指導事例・合格実績大学受験 合格実績(集計ルール開示)数強塾グループの理念学校別の数学対策数学の勉強法(記事一覧)数強塾プレミアム(映像授業)獣医学部専門コース鉄緑会・SAPIX等との併用サポート過去問解説・数学問題集毎日の数学(1日1枚 無料プリント)毎日の数学EX(難関大の名問を1日1問)共通テスト・センター数学の全問解説共通テスト「情報Ⅰ」の全問解説情報Ⅰ・情報Ⅱ専門「情報ラボ」情報の過去問アーカイブ(無料PDF)解法テクニック事典(公式・裏ワザ)入試数学の定石(解き方の型・全27章)数学の要点辞典まとめ(中1〜数学III)中1数学の要点辞典(全7単元)中2数学の要点辞典(全6単元)中3数学の要点辞典(全8単元)数学I・Aの要点辞典(全9単元)数学II・B・Cの要点辞典(全12単元)数学IIIの要点辞典(全7単元)論理と証明の要点辞典(全8章)2026年 夏期講習会2026年 冬期講習会代表・藤原進之介について