藤原進之介です。このページでは学習院大学2024年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。
問題
解答
学習院大学2024年度の数学について、解答と解説を掲載します。数値はすべて当塾で独立に検算し、公開している全問を独立に検算しています。
問1 条件つき最小値を「解の存在条件」に翻訳する
x > 0 の実数 x, y が (x + 2y)(x − y) = 2 を満たすとき、x + y の最小値と、そのときの (x, y) を求めます。
方針:x + y = k とおいて、「k が実現できる条件」に読み替える
求めたいのは x + y の最小値なので、x + y = k とおきます。すると問題は
「条件を満たす (x, y) が存在するような k の最小値はいくつか」
という解の存在条件の問題に変わります。
1文字を消去して2次方程式にする
y = k − x を (x + 2y)(x − y) = 2 に代入します。
{x + 2(k − x)}{x − (k − x)} = 2 ⇔ (2k − x)(2x − k) = 2
展開して整理すると
4kx − 2k² − 2x² + kx = 2 ⇔ 2x² − 5kx + 2k² + 2 = 0 …①
f(x) = 2x² − 5kx + 2k² + 2 とおくと、求める条件は
f(x) = 0 が x > 0 の実数解をもつこと
解の配置を調べる
判別式は
D = (5k)² − 4·2·(2k² + 2) = 25k² − 16k² − 16 = 9k² − 16
軸は x = 5k/4、f(0) = 2k² + 2。
下に凸の放物線が x > 0 で x 軸と交わる条件は、次のいずれかです。
[A] f(0) < 0(原点で負なら、必ず正の側に解が1つある)
[B] D ≧ 0 かつ 軸 > 0 かつ f(0) ≧ 0(2解とも正)
ここで f(0) = 2k² + 2 > 0 は k によらずつねに成立するので、[A] は起こりえません。したがって [B] を調べます。
D ≧ 0 ⇔ 9k² − 16 ≧ 0 ⇔ k ≦ −4/3 または k ≧ 4/3
軸 > 0 ⇔ 5k/4 > 0 ⇔ k > 0
両方を満たすのは
k ≧ 4/3
最小値と、そのときの (x, y)
k = x + y のとりうる値の範囲が k ≧ 4/3 なので、最小値は 4/3。
このとき D = 0 で重解になります。①に k = 4/3 を代入すると
2x² − (20/3)x + 50/9 = 0 ⇔ x² − (10/3)x + 25/9 = 0 ⇔ (x − 5/3)² = 0
x = 5/3(> 0 を満たす)。y = k − x = 4/3 − 5/3 = −1/3。
検算:(x + 2y)(x − y) = (5/3 − 2/3)(5/3 + 1/3) = (3/3)(6/3) = 1 × 2 = 2 ✓ x + y = 5/3 − 1/3 = 4/3 ✓ x = 5/3 > 0 ✓ すべての条件を満たしています。
この年の学習ポイント
この問題の核心は「最大・最小を、解の存在条件に読み替える」という発想です。
(あ) 求めたい量を k とおく
(い) 条件式と連立し、1文字を消去して方程式にする
(う) 「その方程式が(指定された範囲に)解をもつ k の範囲」を求める
(え) その範囲の端が最大・最小
この手法は逆像法と呼ばれ、「相加相乗が使えない」「微分すると煩雑」という場面で威力を発揮します。
そして (う) で使うのが解の配置の条件です。下に凸の2次関数が x > 0 に解をもつ条件は
f(0) < 0(またぐ場合)または D ≧ 0 かつ 軸 > 0 かつ f(0) ≧ 0(両方正の場合)
この問題では f(0) > 0 が自動的に成り立つため、前者が消えて場合分けが1つになりました。条件を書き出したあと、自明に成立・不成立のものを先に整理すると、見通しが良くなります。
学習院大学2024年度の全大問について、当塾で解答PDFを公開できている範囲から順に解説を掲載しています。裏づけのない問題について推測で解説を作ることはしていません。
📊 2024年度 学習院大学 数学 講評マップ(難易度・目標時間・使う型)
この年度の全16問を解説した数強塾のプロ講師陣が、各問題を難易度・目標時間・使う型の3つで整理しました。難易度と目標時間は数強塾の独自の見立てで、目標時間は過去問演習をするときの1問あたりの目安です(実際の試験の時間配分を示すものではありません)。「使う型」の列は解法パターン事典の該当単元につながっています。解けなかった問題は、下の解説で解き方を確認したあと、型のページで同じ型の問題を練習すると定着が速くなります。
冊子1(全4題)
| 大問 | テーマ | 難易度 | 目標時間 | 使う型(解法パターン事典) |
|---|---|---|---|---|
| 解説へ | 積の形の条件式と相加相乗で最小値 | 標準 | 約12分 | 最大・最小の全型 |
| 解説へ | さいころの目の平均値・中央値を比べる確率 | やや難 | 約18分 | 確率 |
| 解説へ | 常用対数と桁数・最高位・一の位 | 標準 | 約12分 | 指数・対数 |
| 解説へ | 定積分で定義された関数の極値と面積 | 標準 | 約16分 | 定積分で表された関数 |
💡 どこで差がつくか:この冊子の4題は、いずれも定石をどう運ぶかが解説の軸になっています。〔1〕は条件式の因数をそのまま文字におく置き換えと、符号の吟味を経て相加相乗に持ち込む流れ。〔2〕は平均の比較を合計の比較に読み替え、中央値は5回目の出目ごとに値を書き出して数え上げます。〔3〕は桁数を常用対数の整数部分、最高位を小数部分で捉える使い分けで、一の位だけは累乗の下1桁の周期に切り替えます。〔4〕は積分変数がtでxを定数扱いする点が急所で、最後は原点を頂点とする三角形の面積公式で処理します。 この冊子4問の目標時間の合計は約58分(数強塾の見立て)。
冊子2(全4題)
| 大問 | テーマ | 難易度 | 目標時間 | 使う型(解法パターン事典) |
|---|---|---|---|---|
| 解説へ | 3個のさいころと余事象 | 標準 | 約10分 | 確率 |
| 解説へ | 区間全体で積が負になる条件 | やや難 | 約18分 | 微分法(数II) |
| 解説へ | 分母の有理化による和と展開式の係数 | 標準 | 約12分 | 数列の和の全型 |
| 解説へ | ひし形の辺上の2点と三角形の面積 | 難 | 約22分 | ベクトルの図形への応用 |
💡 どこで差がつくか:第1問は(1)で和が小さくなる場合を余事象として数え、(2)では5が出ない場合と、5は出るが3つとも奇数になる場合を除いて数えています。第2問は3次関数と2次関数の積が区間全体で負になる条件を、区間での最大・最小から符号を判定して二通りに整理します。第3問は(1)で分母を有理化すると隣り合う項が打ち消し合う形になること、(2)で展開したときの指数の条件から該当する項を絞って係数を足し合わせることが読みどころです。第4問は2つの動点を辺のベクトルで表し、内積の条件を和と積の対称式に置き換えたうえで、実数条件から動ける範囲を絞って面積の最小値を求めています。 この冊子4問の目標時間の合計は約62分(数強塾の見立て)。
冊子3(全4題)
| 大問 | テーマ | 難易度 | 目標時間 | 使う型(解法パターン事典) |
|---|---|---|---|---|
| 解説へ | 対数方程式と絶対値のついた方程式 | 標準 | 約12分 | 指数・対数 |
| 解説へ | 平行四辺形のベクトルと交点比・内接円 | やや難 | 約20分 | ベクトルの図形への応用 |
| 解説へ | 2直線のなす角と根号を含む関数の変曲点 | 標準 | 約15分 | 微分法(数III) |
| 解説へ | 絶対値を含む定積分で表された関数の最小値 | やや難 | 約18分 | 定積分で表された関数 |
💡 どこで差がつくか:第1問は底の異なる対数を2にそろえ、log2 xを1文字に置き換える処理と、絶対値方程式で右辺の符号条件を先に確認してから中身の符号で場合分けし、範囲外の解を落とす吟味が分かれ目です。第2問は直線DPを1つのパラメータで表し、係数が0になる条件から2つの交点を読む流れが軸になります。第3問は2階微分の符号変化まで確かめること、第4問は積分変数tと定数扱いのxを区別し、絶対値の中身の符号が変わるt=e^xで区間を分けられるかが要点です。 この冊子4問の目標時間の合計は約65分(数強塾の見立て)。
冊子4(全4題)
| 大問 | テーマ | 難易度 | 目標時間 | 使う型(解法パターン事典) |
|---|---|---|---|---|
| 解説へ | 余弦定理から外接円と内接円の半径へ | 基礎 | 約8分 | 図形と計量 |
| 解説へ | 絶対値で表した領域の包含条件 | やや難 | 約18分 | 図形と方程式(座標) |
| 解説へ | 4次式が2つの重解をもつときの根と係数 | 標準 | 約12分 | 複素数と方程式 |
| 解説へ | 放物線と2直線が囲む共通部分の面積 | 標準 | 約15分 | 積分法(数II) |
💡 どこで差がつくか:4題とも、最初の一手をどこに置くかで答案の長さが変わります。三角形は余弦定理で得た値から正弦、面積へとつなぎ、外接円と内接円の半径を同じ流れで出せるかが分かれ目です。絶対値の領域では、ひし形の頂点だけで1次式の値を調べる見通しが要ります。4次式は展開せず根の和と積を先に置き、共通部分の面積は上端が入れ替わる交点で積分を分ける、この切り替えの判断が差になりそうです。 この冊子4問の目標時間の合計は約53分(数強塾の見立て)。
「型が出てこなかった問題」が2問以上あった人へ。それは演習量の不足ではなく、単元の型の抜けが原因であることがほとんどです。数強塾は数学専門・プロ講師のみ・完全1対1のオンライン個別指導。実際にあなたが解いた過去問の答案を見ながら、どの型が抜けているかを特定し、学習院大学の出題に合わせて埋めていきます。学習院大学の過去問まとめ(全年度+傾向)で他の年度も確認できます。
体験授業を予約する(初回3,000円・税込)まず無料で相談する学習院大学 2024年度 数学(02コア・01プラス)の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】
傾向まとめ:大問4題・各30点。〔1〕は条件付き最小値(答えのみ記入)、〔2〕はさいころの平均値・中央値の確率(記述式)、〔3〕は常用対数と桁数・最高位・一の位(答えのみ)、〔4〕は定積分で定義された関数の極値と面積(記述式)。すべて教科書の典型手法で解ける標準問題で、奇問はありません。差がつくのは〔2〕の中央値の場合分けと、〔4〕の「積分の中の は定数扱い」という一点です。
※以下の解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成です(全問、正攻法と全数列挙・数値探索による二重検算済み)。問題原文は上記の大学発表PDFをご参照ください。
※問題文は学習院大学が公表した令和6年度入学試験問題(数学)を、解説のために引用したものです。解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」による独自作成であり、大学発表の公式解答ではありません。
〔1〕条件つき最小値 答: の最小値 ()
【問題】
〔1〕(令和6年度 学習院大学 数学 02コア・01プラス)(30点)
実数 が条件
を満たしながら動くとき、 の最小値と、最小値を与える と を求めよ。
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
【解答】
の最小値は 、そのとき
( とおくと 、、。 より で、相加相乗から 、等号は すなわち )
条件 の2つの因数を、そのまま新しい文字にするのが最短です。 とおくと条件は 。逆に解くと なので、求めたい式は と表せます。
より は同符号です。もし なら となり条件 に反するので、 に限られます。このとき相加相乗平均より したがって 。等号は かつ 、すなわち のときで、そのとき 。【定石】積の形の条件式は「因数そのものを文字でおく」と相加相乗平均に直結します。符号の吟味(今回は が を強制する)を忘れないこと。数値探索でも最小値 を確認済みです。
〔2〕さいころの平均値・中央値の比較 答:(1) (2)
【問題】
〔2〕(30点)
さんと さんが、交互にさいころを 5 回ずつ投げる。二人とも 4 回目を投げ終えた時点で、それまでに出た目は
さん:
さん:
であった。この後、二人とも 5 回目を投げ終えた。
(1) 二人とも 5 回目を投げ終えた時点で、 さんに出た目の平均値が、 さんに出た目の平均値以上である確率を求めよ。
(2) 二人とも 5 回目を投げ終えた時点で、 さんに出た目の中央値が、 さんに出た目の中央値以上である確率を求めよ。
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(1) (2)
(4 回目までの和は が 13、 が 14。5 回目を とすると (1) は 、すなわち で 。(2) は中央値が ://、:/ となり 21 通り)
4回終了時点の出目は A が (合計 )、B が (合計 )。5回目の出目を とします。
(1) 平均の比較は「合計の比較」に読み替えられます(どちらも で割るだけなので)。 は独立に 〜。 となるのは全 通りのうち の 通りを除いた残りの半分で 通り。よって 。【定石】「」は整数だから「」と同値。対称性を使って と数えるのが速いです。
(2) 5個の数の中央値は「小さい方から3番目」。 を動かして表にします。A は に を加えるので B は に を加えるので 中央値Aが2のときは決して勝てず(0通り)、中央値Aが3( の1通り)のときは中央値Bが3の の3通り、中央値Aが4( の3通り)のときはBのすべての6通りで条件を満たします。合計 通りで 。【定石】中央値の問題は「 の値ごとに中央値を書き出した表」を作るのが確実。頭の中で処理せず、6行の表を書けば取りこぼしません(全36通りを列挙して21通りと一致を確認済み)。
〔3〕常用対数と桁数・最高位・一の位 答:(1) (2) (3)
【問題】
〔3〕(30点)
は自然数で、 は 167 桁の整数であるとする。ただし、 とする。
(1) を求めよ。
(2) の最高位の数字を求めよ。
(3) の一の位の数字を求めよ。
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
【解答】
(1) (2) 最高位の数字は (3) 一の位の数字は
(。 より ()。小数部 は と の間なので最高位は 2。一の位は の周期 で より 2)
まず 。
(1) が 桁 。 この間の自然数は ただ1つ。
(2) 最高位は「 の小数部分」で決まります。 なので小数部分は 。 より 、したがって最高位の数字は 。【定石】桁数は整数部分、最高位は小数部分。 がどの整数と整数の間にあるかを、与えられた の値だけで挟み込みます。
(3) 一の位は の周期で決まります。 一の位は の周期4。 より3番目の 。【定石】一の位は の巡回。なお実際に を計算すると167桁・最高位2・一の位2となり、(1)(2)(3) すべてが同時に裏づけられます。
〔4〕定積分で定義された関数 答:(1) (2) 極大 ()/極小 () (3)
【問題】
〔4〕(30点)
実数 に対して、
とおく。
(1) を求めよ。
(2) 関数 の極大値と極小値を求めよ。また、極大値と極小値それぞれを与える の値を求めよ。
(3) 関数 のグラフを とする。原点を とし、極大値と極小値それぞれを与える 上の点を とする。このとき、 の面積を求めよ。
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(1)
(2) で極大値 、 で極小値
(3)
(積分の は定数扱いなので 。。 で面積は )
(1) 積分変数は なので、 は定数として扱います。ここが本問最大の急所です。 よって 。【定石】 の形では、 を積分の外に出せる定数とみなす。 の積分が になる点を落とさないこと。
(2) より 。 の符号は正→負→正と変わるので、 で極大、 で極小です。
(3) 、、原点 を頂点とする三角形なので、原点を含む三角形の面積公式が使えます。 【定石】原点が頂点の三角形は
この年度から学べること:学習院大学の数学は「教科書の定石を、正確に速く使えるか」を素直に問う出題です。〔1〕の「因数を文字でおく」、〔3〕の「桁数は整数部・最高位は小数部」、〔4〕の「原点を頂点とする三角形の面積公式」はいずれも一度覚えれば一生使えます。逆に言えば、こうした定石が抜けていると計算量が跳ね上がり、時間内に4題を回りきれません。過去問演習では「解けたか」ではなく「最短ルートで解けたか」を基準に復習してください。
学習院大学 2024年度 数学(03コア)の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】
傾向まとめ:全4題です。第1問はさいころの確率、第2問は2つの関数の符号、第3問は根号を含む和と多項式の係数、第4問はひし形上を動く2点と面積の最小値です。余事象、区間内の最大・最小、和の消去、座標と内積という標準的な道具を正確に選べるかが問われています。
以下は数強塾による独自解説です。問題PDF③(03コア)を参照し、さいころ216通りの全列挙、関数値の数値走査、多項式展開、座標・行列式・微分による独立検算を行っています。解答PDF③も数強塾が独自に作成したもので、この解説と同じ答え・同じ道筋です。
第1問 3個のさいころと余事象
【問題】
第1問(令和6年度 学習院大学 数学 冊子2)(20点)
大中小の 3 つのさいころを同時に投げ、出た目をそれぞれ
(1)
(2)
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。また、答えが分数になる場合は既約分数で答えよ。
【解答】
(1)
((1) は余事象
答:
(1)
(1) 求める事象を直接数えるより、和が6未満になる余事象を数えます。目の組を小さい順に並べると
だけです。大小中のさいころは区別するので、順列の個数はそれぞれ1、3、3、3通り、合計10通りです。したがって
(2) 積が10の倍数になるには、因数2と因数5の両方が必要です。余事象は「5が一度も出ない」125通りと、「5は出るが3個とも奇数」のうち前者と重ならない19通りです。
後半は、各さいころが1・3・5のいずれかとなる27通りから、1・3だけの8通りを引いています。よって
【独立検算】順序つき216通りを全列挙すると、(1)は206通り、(2)は72通りとなり、いずれも一致しました。
第2問 区間全体で積が負になる条件
【問題】
第2問(30点)
と定める。
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(
答:
2つの関数を
とします。区間
より、
なので、
| 関数 | 最小値 | 最大値 | 区間全体の符号条件 |
|---|---|---|---|
| f | f(2)=-4a-16 | f(5)=65-4a | f<0 または f>0 |
| g | g(0)=a | g(4)=a+4 | g>0 または g<0 |
不等号が厳密なので、境界の
【独立検算】区間を0.005刻みで走査し、境界では積が0になる点が生じ、外側の範囲だけで最大の積も負になることを確認しました。
第3問 根号和の消去と多項式の係数
【問題】
第3問(20点)
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(1)
(2) 整式
【解答】
(1)
(2)
((1) は分母を有理化すると
答:
(1)
(1) 各項を有理化すると
です。和を書き並べると途中がすべて消えます。
(2) 10個の因子から
非負整数解は
【独立検算】(1)は
第4問 ひし形上の2点と三角形の面積
【問題】
第4問(30点)
1 辺の長さが 1 で
(1)
(2)
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(1)
(2) 最小値は
(
答:
(1)
一辺1、
(1) 原点Aからの2つの位置ベクトルで行列式を取ると
(2) 内積条件を座標で表すと
なので
です。これを面積へ代入して、相加・相乗平均を使います。
等号は
【独立検算】座標から内積と面積を記号計算し、制約式を代入した1変数関数を微分しても
学習院大学 2024年度 数学(04プラス)の傾向と解答・解説【数強塾オリジナル】
傾向まとめ:全4題です。第1問は対数方程式と絶対値方程式、第2問は平行四辺形とベクトル、第3問は2直線のなす角と変曲点、第4問は絶対値を含む定積分です。式の定義域、場合分け、直線のパラメータ表示、2階微分、積分区間の分割を丁寧に処理できるかが得点差になります。
以下は数強塾による独自解説です。問題PDF④(04プラス)を参照し、元の方程式への代入、座標ベクトル、記号微分、数値積分という別経路で全問を検算しています。解答PDF④も数強塾が独自に作成したもので、この解説と同じ答え・同じ道筋です。
第1問 対数方程式と絶対値方程式
【問題】
第1問(令和6年度 学習院大学 数学 冊子3)(30点)
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(1) 等式
(2) 等式
【解答】
(1)
(2)
((1) は
答:
(1)
(1) 真数条件は
です。したがって元の式は
となり、
(2) 右辺が非負である必要があるので、まず
| 範囲 | 方程式 | 範囲に入る解 |
|---|---|---|
【独立検算】(1)の2解と(2)の候補4解を元の式へ代入し、(2)では範囲外の2解だけが不適になることを確認しました。
第2問 平行四辺形と直線DP
【問題】
第2問(40点)
を満たす点とし、さらに直線
(1)
(2) 線分の長さの比
(3)
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(1)
(2)
(3)
(
答:
(1)
(1) 与えられたベクトル式の始点をOへそろえると
点DはBCを7:3に内分するので
直線DP上の点Xを、実数
(2) OA上では
(3) OB上では
よって三角形OEFの3辺は7、15、20、面積は
【独立検算】
第3問 2直線のなす角と変曲点
【問題】
第3問(40点)
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(1) 2 直線
(2) 関数
【解答】
(1)
(2)
((1) は
答:
(1)
(1) 各直線がx軸の正方向となす角を
(2) 根号内は
分母は定義域で正です。
【独立検算】2階微分を記号計算し、候補値の前後で数値を代入すると符号が正から負へ変化しました。
第4問 絶対値つき積分と最小値
【問題】
第4問(40点)
を考える。ただし、
(1)
(2)
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(1)
(2)
(
答:
(1)
(1)
(2) 微分すると
よって唯一の停留点
で最小になります。この値は0と1の間にあります。代入すると
【独立検算】
学習院大学 2024年度 数学(01コア・05プラス)の解答・解説【数強塾オリジナル】
傾向まとめ:全4題です。第1問は三角形の余弦・外接円・内接円、第2問は絶対値不等式が表す領域の包含、第3問は4次式と2つの二重根、第4問は放物線と2直線で囲まれる共通領域です。図形公式の連携、領域を頂点で判定する発想、係数比較、グラフの上下関係を見抜く力が問われています。
以下は数強塾による独自解説です。問題PDF⑤(01コア・05プラス)を参照し、ヘロンの公式、線形関数の最大・最小、記号展開、区分積分による独立検算を行っています。解答PDF⑤も数強塾が独自に作成したもので、この解説と同じ答え・同じ道筋です。
第1問 三角形の余弦・外接円・内接円
【問題】
第1問(令和6年度 学習院大学 数学 冊子4)(20点)
三角形
(1)
(2) 三角形
(3) 三角形
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
【解答】
(1)
(
答:
(1)
辺の長さは
(2) 正弦定理
(3) 面積Sは
半周長は
【独立検算】ヘロンの公式でも
第2問 絶対値領域の包含条件
【問題】
第2問(30点)
が表す領域を
が表す領域を
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(
答:
領域Aは
で表され、中心
をもつひし形です。一方、領域Bは2直線
帯に含まれる条件は、領域A上のすべての点で
| 頂点 | y-2x |
|---|---|
最小値は
【独立検算】ひし形の各辺をパラメータ化して
第3問 4次式と2つの二重根
【問題】
第3問(20点)
が
(1)
(2)
この問題については、解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
【解答】
(1)
(2)
(
答:
(1)
展開をすべて行うより、まず根の和と積に注目します。
したがって
さらにxの係数と定数項を比較すると
【独立検算】求めた値を使って
第4問 放物線と2直線の共通領域
【問題】
第4問(30点)
放物線
上に 2 点
(1)
(2)
(3)
この問題については、答えだけではなく、答えを導く過程も書くこと。
【解答】
(1)
(2)
(3) 面積は
(
答:
(1)
(1) A、Bを結ぶ直線Lの傾きは
なので、
(2) ABの中点は
(3) LとMは
です。共通領域では、
したがって面積は縦切りで直接
【独立検算】2領域を不等式として表し、各xで上端を
本ページが扱う入試問題の著作権は 学習院大学 に帰属します。出典:学習院大学 2024年度 入学試験問題「数学」。
掲載しているのは、受験生の学習支援を目的として数強塾が独自に作成した解答・解説です。学校が公表した公式解答ではありません(一般的な解答例と照合した場合は本文中にその旨を明記しています)。問題文の引用は解法の説明に必要な最小限にとどめています。
掲載内容について権利者の方からご連絡がある場合は、お問い合わせより速やかに対応いたします。
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「解説」=全問の解答解説を掲載している年度です。赤は今見ている年度。
問題PDFをテキストでも確認
学習院大学 2024年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 図形・三角関数
- 確率・場合の数
- 関数・グラフ
- 微分・積分
- 指数・対数
- 方程式・不等式
- 整数
- 空間図形
この年度の出題範囲と傾向
2024年度の問題PDFでは、図形・三角関数、確率・場合の数、関数・グラフ、微分・積分、指数・対数に関する語句や設問を確認できました。学習院大学の公開PDFを年度横断で調べると、関数・グラフは23年度、確率・場合の数は22年度、図形・三角関数は22年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
重点的に準備したい分野
- 図形・三角関数条件を図へ書き込み、相似・円・三角比・座標化のうち短く処理できる方針を選ぶ練習が有効です。
- 確率・場合の数重複や数え漏れを防ぐため、標本空間と場合分けの基準を先に書いてから計算します。
- 関数・グラフ定義域、増減、端点を順に確認し、式とグラフの対応を答案に残します。
- 微分・積分増減・極値・接線・面積を別々に暗記せず、式の意味から途中式を説明できるようにします。計算時間も記録してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 関数・グラフ、確率・場合の数、指数・対数、整数、微分・積分
B さんに出た目の平均値以上である確率を求めよ。
(2) 二人とも5回目を投げ終えた時点で, A さんに出た目の中央値が,
B さんに出た目の中央値以上である確率を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 Aa)
eres
CB02M-3
ヵは自然数で」 48" は 167 桁の整敷であるとする。ただし,
logyo 2 = 0.301, log, 3 = 0.477 とする。
(1) ヵ を求めよ。
(2) 48" の最高位の数字を求めよ。
(3) 48" の一の位の数字を求めよ。
この問題については, 解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(30点)
igus
CB02M-4
[4] sete cater,
° 15 。
a= 342246) dt-—a?
fa) = f° (38 +22t+6) dt Be
とおく。
(1) f(x) を求めよ。
(2) 関数 = f(x) の極大値と極小値を求めよ。また, 極大値と極小値そ
れぞれを与えるの値を求めよ。
(3) 関数ヶ=/(z) のグラフをC とする。 原点を O とし, 極大値と極小値
それぞれを与える〇上の点をP, Q とする。このとき, AOPQ の面積
を求めよ。
この問題については, 答えだけでになく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 AA)
ーォーー
CBO2M-5
問2画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、図形・三角関数、微分・積分、方程式・不等式、空間図形
1+8sin' x cosa —8sinx cos’r@=0 かつ 0<z< =
を満たす実数* をすべて求めよ。
(2) 不等式
9" —3 x 6 4.45 x "<0
を満たす整数ヵ をすべて求めよ。ただし, logy) 2 = 0.301, og。3 =
0.477 とする。
(40 FR)
ュー
CB04M-2
2つのさいころ A,Bを同時に投げて, さいころ A の出た目を a, さい
ころ B の出た目を5 とする。 5 4のときはc=5として, 5 < 3 のときは,
さいころ B をもう一度投げて出た目を c とする。
(1) a> である確率を求めよ。
(2) g> cであるとき, さいころBを 1 回しか投げていない確率を求めよ。
この間題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(40 点)
ーッー
CBO4M-3
6を実数とする。ァ=2+? ABR
a +ar?+be+10=0 (*)
の解でやる。 ただし, ? は虚数単位を表す。
(1) 6.6 を求めよ。
(2) 方程式 (*) OMETATRDE,
この問題については, 解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(30 &)
ーー
CB04M-4
座標平面上に曲線
gp!
リー Vera
がある。
(1) 点 (a,0) からのに接線が引けるような実数の範囲を求めよ。
(2) 点 (6.0) を通るの接線で, 接点の座標が最も大きいものをとす
る。 との方程式を求めよ。
3) z > V2 を満たす領域で, (2) で定めた接線と直線ヶ = 2V3の2直
線, およびのとで囲まれた部分を とする。のをヶ軸の周りに回転
して得られる回転体の体積を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(40 点)
=
CB04M-5
CB04M-6
CB04M-7
|
問3画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、関数・グラフ、整数、微分・積分
(2) abc が10 の倍数である確率を求めよ。
この問題については, 解答用紙の所定の材に答えだけを書くこと。また, 管
えが分数になる場合は既約分数で答えよ。
20京)
ーュー
CB03M-2
6を実数として, 関数 fla), g(a) を
f(x) = 2° — 122 — 4a,
g(x) = ーオの+ e+
と定める。0 Sz S5において常に了7?)9(z) < 0 となるようなegの範囲を
求めよ。
この間題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 点)
pes
CB03M-3
この問題については, 解答用紙の所定の柚に答えだけを書くこと。
(1) ヵ を自然数とするとき,
& VaR+3 4+ VIT1
を求めよ。
(2) 整式
(2+z+1『
を展開したときの 2 の係数を求めよ。
(20 点)
ーョー
CB03M-4
1 辺の長さが1で/ZA = 60° のひし形 ABCD を考える。 辺BC上に
ACP, UCD 上に点Q を取り, BP = sDQー7とおく。
(1) s と7を用いて AAPQ の面積を表せ。
(2) P.QがAE.AG - ぅ を満たしながら, それぞれ辺 BC, 辺 CD 上を動く
とき, AAPQ の面積の最小値を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 点)
im
CB03M-5
問4画像OCR
検出分野: 関数・グラフ、指数・対数、図形・三角関数
(logy x) (oga Vx) — (logs «*)” + log,(8e*) +1 =0
を満たす実数 > をすべて求めよ。
(2) 等式
la? -2)=1-2
を満たす実数 > をすべて求めよ。
(30 点)
ーー
CB04M +-2
[2| OA, OB を 2 辺に持つ平行四辺形 OACB において, 辺BCを7:3に内
分する点を D とする。点Pを
> = ーー 3
3PA+4PC+5PB=0
を満たす点とし, さらに直線 DP と直線 OA, OB との交点をそれぞれE,F
とする。また, OA=a, OB=5 とおく。
にoe
(1) OP をみちを用いて表せ。
(2) 線分の長さの比 OB: BA を求めよ。
(3) al = |b| = 30, cos ZAOB = 4 であるとき, へOEF の内接円の半径7
を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(40 点)
CB04M十-3
この問題については, 解和用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(1) 2 直線 = 52, y = 3> のなす角度を9とするとき, tan7 の値を求め
よ。ただし, OSS テ とする。
(2) 関数
/ 1
りリティルオキー
x
のグラフの変曲点を P とする。 P のz 座標を求めよ。
(40 点)
es
CB04M十-4
[4] o<#<1oteni-cpen
f(z) = [\e-v0ee| dt
A
を考える。 ただし, ecは自然対数の底を表す。
(1) f(x) を求めよ。
(2) zが0Szく1の範囲を動くとき, f(z) の最小値と最小値を与えるヶ
の値を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(40 点)
a
CBOAM+-5
CB04M+~6
|
CBO4M+-7
問5画像OCR
検出分野: 図形・三角関数、方程式・不等式、微分・積分、空間図形
(2) 三角形 ABC の外接円の半径 ERD E,
(3) 三角形 ABC の内接円の半径 を求めよ。
この問題については, 解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(20 点)
eases
CBO1M-2
を正の実数とする。 座標平面上で, 不等式
|c-1|+ly| Sa
が表す領域を ALL, 不等式
ly —22| < 30
PRTMRE BLES, AMBICAKNS ED Da ORMERDE,
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 点)
__
CBO1M-3
13 | 。6.er2を実数とし Sk
ター273ーgみーム5
2 (e—a)*(e— 6)? と因数分解されるとする。
(1) ce。2 を求めよ。ただし, aS BETS.
(2) 5 を求めよ。
この問題については, 解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(20 8)
ー。ー
CBO1M-4
14| see
C:y=2
上に2点A(-2. 4), B(4,16) がある。2 点A, B を通る直線をとし, 線分
AB の垂直二等分線を METS, COLE, とと〇とで囲まれた領域を
とし, 7 とC とで囲まれた領域を の。 とする。
(1) の方程式を求めよ。
(2) 7 の方程式を求めよ。
(3) Dy と Dz の共通部分の面積を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 FR)
—t—
CBOIM-5
CBO1M-6
CBO1M-7
問6画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、関数・グラフ、指数・対数、図形・三角関数、空間図形
(2) この試行のあと, A の中の玉が赤玉 3 個と白玉 3 個である確率を求
めよ。
(3) この試行のあと A の中の玉が赤玉3個と白玉3個であるとき, Bから
取り出した玉が白玉 2 個である確率を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 点)
CBO5M-3
|3| 座標平面上に直線 y = V3z があり, ヵ軸の右側で半径1の円が
ヶ軸との両方に接している。
(1) どの中心の座標を求めよ。
(2) ct COMME PEL, /とどの接点を Q とするとき, COBM
PO の長さを求めよ。ここで, 円の劣弧とは円上の 2 点が定める2 つ
の弧のうち短い方を指す。
(3) z軸ととと劣弧 PQ とで開まれた図形の面積を求めよ。
この問題については, 解答用紙の所定の欄に答えだけを書くこと。
(20 点)
CB05M-4
。 を正の実数とする。 関数
y = ar — 82 +3a
OK ia Sa < 24 における最小値が。であるとき, 。 を求めよ。
この問題については, 答えだけではなく, 答えを導く過程も書くこと。
(30 点)
ルー
CBO5M-5

