大学受験

名古屋大学 2005年度 過去問・解答

数強塾のプロ講師陣

藤原進之介です。このページでは名古屋大学2005年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。

問題

解答

※ 問題文は名古屋大学が公表した平成17年度(2005年度)入学試験問題を、解説のために引用したものです。解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」が独自に作成したもので、大学が公表した公式解答そのものではありません。作成にあたっては大学公表の解答と全6設問を突き合わせて一致を確認し、さらに 台形の頂点座標から靴ひも公式で面積を実測+200万点の走査 の全 169 組の総当たり数式処理で 6 個の解それぞれについて の整数を代入検査して独立に検算しています。

2005年度(平成17年度)名古屋大学 数学(文科系)の傾向
  • 大問3題・全問記述式(試験時間90分)。対象は文学部・教育学部・法学部・情報文化学部(社会システム情報)です。
  • 分野は放物線と面積の比の最大(微積分)/対数方程式と確率(整数条件)/複素数の 乗根と 3 次方程式の整数解。3 題とも「2 分野の合わせ技」になっているのが名大文系らしいところ。
  • 公式で を出し、台形の面積は「平行な 2 辺+高さ」で処理。最大化のときに と置換すると 3 次式の最大問題に化けるのが山場です。
  • 対数の条件が という整数の積の形に化ける快感がある問題。カードが「各数 4 枚ずつ」で だけ取り出し方が になる点が確率の急所。
  • ド・モアブルで を解き、6 個それぞれを 3 次方程式に代入して整数解の有無を調べる——地道ですが、整数解の候補は定数項の約数という定石で高速に処理できます。
  • 目標時間は各大問 25 分。 を確実に完答し、(1) と (1) を取るのが最低ライン。(2) の置換に気づけるかで差がつきます。

放物線と台形——面積比の最大値

分野:微積分(面積)・3次関数の最大 難易度:やや難 目標時間:25分

【問題】

放物線 と直線 との交点を A、B とする。直線 は放物線 と相異なる 2 点 で交わるものとする。

(1) 放物線 と直線 とで囲まれた図形の面積 を求めよ。

(2) 4 つの点 A、B、 を頂点とする台形の面積を とし、 とおく。 の最大値を求めよ。

【解答】

(1)  (2) 最大値 のとき)

(1) 放物線と直線で囲まれた面積

【問題(再掲)】

放物線 と直線 とで囲まれた図形の面積 を求めよ。

【型】交点を求めたら 公式で一発——展開して積分しない

【なぜこうするか】
まず交点。 を整理して 、すなわち
面積は「上の関数 下の関数」を積分しますが、ここで展開して を計算するのは遠回り。被積分関数がすでに 因数分解された形なので、

という 公式がそのまま使えます。しかも (2) では を含む同じ形の計算が繰り返し出てくるので、ここで公式に慣れておくと後が速い

より 、すなわち 。よって では放物線が直線の上にあるから

検算。展開して直接積分しても ✓ 数式処理でも

【定石】放物線と直線で囲まれた面積は は 2 次の係数、 は交点の 座標)。被積分関数を因数分解した形のまま扱うのがコツで、展開すると必ず遅くなります。

【よくあるミス】上下を逆にして と負の値を出すこと。 で放物線が上(たとえば で放物線 、直線 )を確認しましょう。

(2) 台形の面積比 の最大値

【問題(再掲)】

直線 の交点を とする。4 点 A、B、 を頂点とする台形の面積 について、 の最大値を求めよ。

【型】AB CD なので台形。「(上底+下底)×高さ÷2」で を作り、 と置換

【なぜこうするか】
2 直線 傾きが同じ=平行。だから AB と CD は平行で、四角形 ABDC は台形です。ここまでは見えるはず。
必要な量は 3 つ。

  1. AB の長さ 座標の差が 、傾き の直線上なので
  2. CD の長さ すなわち の 2 解の差 。よって
  3. 高さ:平行な 2 直線 の距離

これらを台形の公式に入れると、 がきれいに約分されて

ここからが本題。根号の中に がいるので、このまま微分すると面倒です。そこで と置換すると となり、

という の 3 次式に化けます。3 次式なら微分が一瞬。「根号を消すために置換する」——最大最小問題の最重要テクニックです。
の範囲も置換で読み替えます。 かつ 2 交点をもつ(判別式 )から 、これは に対応します。

台形の 3 要素。 を整理すると 。相異なる 2 点で交わるから判別式 、すなわち と合わせて

C、D の 座標の差は 。A、B の 座標の差は 。どちらの点も傾き の直線上にあるから、線分の長さは 座標の差の 倍で

また 2 直線 )と )は平行で、その距離は 。よって、高さを とおくと

A B C D ℓ : y = x y = x + t R x y

と、 が放物線を切る 2 点 C、D。2 直線が平行なので ABDC は台形。図は最大となる で作図(このとき )。

置換して最大化。 とおくと に対応し、。したがって

とおいて微分すると

では だから、 の符号は の符号と一致する。

極大

よって で最大となり

すなわち の最大値は 。したがって (1) の を用いて

このとき より (確かに を満たす)。

最大値 のとき)

検算(座標から靴ひも公式で面積を実測+200万点の走査)。 について実際に C、D の座標を求め、四角形 A→C→D→B の面積を靴ひも公式で計算すると

実測 公式の値
4.7912878474.7912878470.229981817
12.90832691312.9083269130.619599692
18.51851851918.5185185190.888888889
18.00000000018.0000000000.864000000

さらに を 200 万分割して走査すると、最大値は )。一致 ✓  の最大値 も実測と合っています ✓

【定石】根号の中に変数がある最大最小は、根号ごと置換して多項式に化す(本問は )。置換したら変域も必ず置き換える平行な 2 直線に切られた図形は台形で、高さは点と直線の距離公式で出せます。

【よくあるミス】台形の「高さ」を そのものとしてしまうこと(正しくは2 直線間の距離 )。また の範囲を だけにして、2 交点をもつ条件 を落とすこと。置換後に と書き換えるのも忘れずに。

対数の条件式と 52 枚のカード

分野:対数・整数・確率 難易度:標準 目標時間:22分

【問題】

1 から 13 までの数が 1 つ書かれているカードが 52 枚あり、各数について 4 枚ずつある。この 52 枚のカードから、戻さずに続けて 2 枚とりだし、そのカードに書かれた数を順に とする。関数 を考える。

(1) カードに書かれた数 で、 となるものをすべて求めよ。

(2) となる確率を求めよ。

【解答】

(1)  (2)

(1)  となる

【問題(再掲)】

について、 の整数で となるものをすべて求めよ。

【型】対数をまとめて真数の等式に → 分母を払って の形へ

【なぜこうするか】
対数の和・差は1 つの にまとめるのが鉄則。

は 1 以上の整数なので真数条件は自動的に満たされます。)分母を払うと 、すなわち
ここが本問の急所。 は「 を足すと因数分解できる」——いわゆる因数分解の補完です。

整数の積が という形になったので、あとは の動く範囲を確認して約数を拾うだけ。 より ——負の側が までしかないので、 といった負の組はすべて除外されます。ここを丁寧に書けるかが記述の質を分けます。

条件式の変形。対数をまとめると

だから

整理して両辺に を足すと

約数の絞り込み。 はそれぞれ 以上 以下の整数だから、 以上 以下の整数。積が となる組でこの範囲に収まるのは

範囲の確認
×( より小さくなる)

したがって

検算(169 組の総当たり)。 の全 組について を直接判定したところ、成り立つのは の 3 組だけ ✓ 実際 ✓、

【定石】 型は を足して に因数分解(因数分解の補完)。整数問題の最頻出手筋です。約数を拾うときは、変数の範囲から因子の範囲を先に決める——負の組を機械的に除ける根拠になります。

【よくあるミス】 から負の組 などを検討せずに落とすこと。「範囲の確認により不適」と書くのが正しい処理で、はじめから無視するのは論証不足です。また の符号を取り違えること。

(2)  となる確率

【問題(再掲)】

52 枚(各数 4 枚ずつ)から戻さずに続けて 2 枚とりだし、順に とする。 となる確率を求めよ。

【型】「順に」なので順列で数える。 のときだけ非復元の効果で になる

【なぜこうするか】
「順に とする」と書かれているので、順序を区別した取り出し方で数えます。全体は 通り。
(1) で求めた 3 つの組それぞれについて、カードの選び方を数えます。ここで「各数について 4 枚ずつある」という設定が効きます。

  • :4 のカード 4 枚から 1 枚、12 のカード 4 枚から 1 枚 → 通り
  • :同様に 通り
  • 戻さないので、1 枚目に 6 のカードを 4 枚から 1 枚、2 枚目は残り 3 枚から 1 枚 → 通り

ここが唯一の落とし穴 だけ「同じ数を 2 回」なので、 ではなく 「戻さずに」の一語がここだけに効いているわけです。
(もし のカードが 1 枚しかなかったら は起こりえません。4 枚あるからこそ 12 通りある、という点も面白いところ。)

数え上げ。52 枚から順に 2 枚とりだす方法は 通り(すべて同様に確からしい)。(1) の 3 つの場合について

取り出し方通り数
4 のカード 4 枚 12 のカード 4 枚
12 のカード 4 枚 4 のカード 4 枚
6 のカード 4 枚 残り 3 枚(戻さない)

これらは排反だから、求める確率は

検算。 なので約分して ✓( と互いに素なので、これ以上約分できません)。数値では 、およそ 60 回に 1 回です。

【定石】「順に」と書かれたら順列()、「同時に」なら組合せで数える。同じ数のカードを 2 枚とる場合だけ、非復元の効果で になることに注意。分母と分子で同じ数え方(順序を区別するかどうか)を揃えるのが最重要です。

【よくあるミス】 通りとして としてしまうこと。「戻さずに」がここで効きます。また を同一視して 1 回しか数えないこと(順序を区別する数え方なので両方数える)。

の解と 3 次方程式の整数解

分野:複素数(ド・モアブル)・方程式の整数解 難易度:やや難 目標時間:25分

【問題】

(1) 複素数 を未知数とする方程式 の解をすべて求めよ。

(2) (1) で求めた解 は実数)のうち、次の条件をみたすものをすべて求めよ。

条件: を未知数とする 3 次方程式 が、整数の解を少なくとも 1 つもつ。

【解答】

(1)

(2)

(1)  の解

【問題(再掲)】

複素数 を未知数とする方程式 の解をすべて求めよ。

【型】極形式 とド・モアブルの定理。絶対値と偏角を別々に比べる

【なぜこうするか】
を実部・虚部で展開するのは論外。 乗根は極形式が定石です。)とおくと、ド・モアブルの定理より

一方 絶対値どうし、偏角どうしを比べる

の周期なので、 の 6 個で尽きます( と同じ)。 乗根はちょうど 個」という事実の確認にもなります。
図形的には原点中心・半径 2 の円周上を ずつ回った 6 点=正六角形の頂点。この見え方を持っておくと (2) で 6 個を漏れなく調べられます。

とおくと、ド・モアブルの定理より 。一方 だから

 ( は整数)

よって を代入して

012345

したがって

検算。数式処理で を解くと、解は 6 個で一致 ✓ どれも ✓( はもちろん )。6 点は半径 2 の円周上に 間隔で並ぶ正六角形の頂点になっています。

【定石】 は極形式+ド・モアブル絶対値は 、偏角は で、解はちょうど 個・正 角形の頂点に並びます。 個そろったかを必ず数えること。

【よくあるミス】 から まで動かさず、 だけで止めること。また の偏角を としてしまうこと( は正の実数なので偏角は )。

(2) 3 次方程式が整数解をもつ

【問題(再掲)】

(1) の解 のうち、3 次方程式 が整数の解を少なくとも 1 つもつものをすべて求めよ。

【型】6 個の を 1 つずつ代入して 3 次方程式を作り、整数解の候補(定数項の約数)を試す

【なぜこうするか】
方針は素直に「6 通り全部調べる」。ただし調べ方に工夫があります。
まず に注目。)なら なら すべて整数になります。だから 3 次方程式は整数係数——ここが重要で、整数解があるなら定数項の約数に限られるという定石が使えます。
6 個の から作られる方程式を並べると

方程式

整数解の候補は定数項( または )の約数、すなわち (および )だけ。これで検査は一瞬で終わります。
無理数なので即座に不適と分かります。

各方程式の検査。候補 を代入する。

方程式整数解
解は のみ(無理数)なし
解は のみ(無理数)なし
なし
なし

でも にならず、 では にならない。)

実際に因数分解して確かめると

となり、いずれも整数解をもつ(後者は が重解、 も整数解)。したがって条件をみたすのは

検算(数式処理による全数検査)。 の 6 個の解それぞれについて、 から 3 次方程式を組み立て、 のすべての整数を代入して になるものを探した結果

方程式見つかった整数解
なし
なし
なし
なし

該当は 2 個で、上の結論と一致 ✓

【定石】整数係数の方程式の整数解は、定数項の約数に限られる(有理根定理の特別な場合)。候補が数個に絞れるので、代入検査が現実的な時間で終わります。 の組が有限個なら、面倒がらずに表を作って全部調べるのが確実です。

【よくあるミス】 の計算で のときの符号を落とし、 を取り違えること。この 2 つは整数解の有無が逆なので、答えが変わってしまいます。また )の場合を「虚数でないから対象外」と勝手に除くこと——(1) で求めた解はすべて調べる対象です。

この冊子で身につけたい「型」一覧
  • 放物線と直線で囲む面積は ——因数分解した形のまま扱う
  • 平行な 2 直線に切られた図形は台形/高さは点と直線の距離公式で
  • 根号の中に変数がある最大最小は、根号ごと置換して多項式に化す(変域も置き換える)
  • 対数の和・差は 1 つの にまとめて真数の等式へ
  • 型は を足して因数分解(因数分解の補完)
  • 約数を拾う前に、変数の範囲から因子の範囲を決める——負の組を根拠つきで除ける
  • 「順に」なら順列、「同時に」なら組合せ/同じ数を 2 枚とるときだけ
  • は極形式+ド・モアブル——解はちょうど 個、正 角形の頂点
  • 整数係数の方程式の整数解は定数項の約数——候補を絞って代入検査
  • 場合が有限個なら表を作って全部調べるのが最も確実で速い

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※ 問題文は名古屋大学が公表した平成17年度(2005年度)入学試験問題を、解説のために引用したものです。解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」が独自に作成したもので、大学が公表した公式解答そのものではありません。作成にあたっては大学公表の解答と全11設問を突き合わせて一致を確認し、さらに 靴ひも公式による台形面積の実測+200万点走査数式処理による因数分解と整数代入検査正四面体を実際の座標で構成して 2 線分の最短距離を測定((a) は厳密分数で 5 種類の について分布を計算(b) は数値積分で独立に検算しています。

2005年度(平成17年度)名古屋大学 数学(理科系)の傾向
  • 大問4題・全問記述式(第4問は (a)(b) の選択問題)。理・医・工・農・情報文化(自然情報)が対象です。
  • 分野は放物線と台形の面積比(微積分)/高次方程式と複素数/正四面体上の動点とベクトル/ランダムウォークの確率(選択 a)・対称性を使う定積分(選択 b)
  • は文科系と同じ枠組みで、数値だけを変えた「双子問題」。文科系が だったのに対し、理科系は それでも の最大値はどちらも になるという、出題者の遊び心のある設計です。
  • (1) は を掛けると になることに気づけるかがすべて。係数 公比 2 の等比数列であることがヒントです。
  • 4 つの動点の速さがバラバラ(なのが仕掛け。一次独立性で係数比較すれば が出ます。
  • (a) は原点でのみ左右非対称なランダムウォーク。(2) の「 によらない」を示したあと、(3) では とおいてよい——この論法の切れ味が本問の見どころです。
  • (b) は という対称性を使う定番。(1) を証明させて (2) で使わせる、教科書的に美しい誘導。
  • 目標時間は各大問 25 分。 を確実に取り、 はどちらか解きやすい方を選ぶ。(b) のほうが手数は少なめです。

放物線と台形——面積比の最大値(理科系版)

分野:微積分(面積)・3次関数の最大 難易度:やや難 目標時間:25分

【問題】

放物線 と直線 との交点を A、B とする。直線 は放物線 と相異なる 2 点 で交わるものとする。

(1) 放物線 と直線 とで囲まれた図形の面積 を求めよ。

(2) 4 つの点 A、B、 を頂点とする台形の面積を とし、 とおく。 の最大値を求めよ。

【解答】

(1)  (2) 最大値 のとき)

(1) 放物線と直線で囲まれた面積

【問題(再掲)】

放物線 と直線 とで囲まれた図形の面積 を求めよ。

【型】交点を求めて 公式に入れるだけ

【なぜこうするか】
交点は 、すなわち から
面積は「上 下」の積分ですが、被積分関数がすでに と因数分解されているので、展開せずに

をそのまま使います。ここで 次の係数が なので符号に注意——結果として が正の面積になります。
なお (2) では同じ形の計算をもう一度することになるので、ここで交点の差 を意識しておくと後がスムーズです。

より 、すなわち 。よって では放物線が直線の上にあるから

検算。展開して直接積分すると ✓ 数式処理でも

【定石】放物線と直線で囲む面積は は 2 次の係数の絶対値。因数分解した形のまま公式に入れるのが最短で、展開は必ず遅くなります。

【よくあるミス】 次の係数 を忘れて の符号を取り違えること。面積は正なので、符号が合わなければ上下を確認しましょう( で放物線 、直線 )。

(2) 台形の面積比 の最大値

【問題(再掲)】

直線 の交点を とする。4 点 A、B、 を頂点とする台形の面積 について、 の最大値を求めよ。

【型】AB CD なので台形。 と置換して 3 次式の最大問題に

【なぜこうするか】
傾きが同じ=平行なので、四角形 ABDC は台形。必要なのは 3 つの量です。

  1. AB 座標の差 、傾き の直線上なので長さは (傾き の直線上では長さ 差)
  2. CD すなわち の 2 解の差 。長さは
  3. 高さ:平行な 2 直線 の距離

台形の公式に入れると がきれいに約分されて

根号の中に がいるので、 と置換して とすれば

という の 3 次式。ここまで来れば微分は一瞬です。変域も から に置き換えるのを忘れずに。

台形の 3 要素。 を整理すると 。相異なる 2 点で交わるから 、すなわち と合わせて

2 解を とすると解と係数の関係より だから

A、B の 座標の差は 。どちらの点も傾き の直線上にあるから、線分の長さは 座標の差の 倍で

また 2 直線 の距離は 。よって高さを として

A B C D ℓ: y=2x y=2x+t R x

と、 が放物線を切る 2 点 C、D。図は最大となる で作図()。

置換して最大化。 とおくと に対応し 。よって

これを で微分すると

では だから、符号は で決まる。

極大

よって で最大となり

したがって より

このとき より を満たす)。

検算(靴ひも公式で実測+200万点走査)。 について C、D の座標を求め、四角形 A→C→D→B の面積を靴ひも公式で計算すると

実測 公式の値
3.7320508083.7320508080.349879763
6.8284271256.8284271250.640165043
9.4814814819.4814814810.888888889
9.4748737349.4748737340.888269413

を 200 万分割して走査した最大値は )で、一致 ✓  も実測と合っています ✓

【定石】根号の中に変数がある最大最小は、根号ごと置換して多項式に傾き の直線上の 2 点の距離は( 座標の差)2 解の差は ——解を求めずに済みます。

【よくあるミス】高さを としてしまうこと(正しくは )。文科系版(傾き 1)では でしたが、ここは傾き 2 なので です。また の上限(2 交点条件)を落とすこと。

5 次方程式の解と 3 次方程式の整数解

分野:高次方程式・複素数(ド・モアブル)・整数 難易度:やや難 目標時間:25分

【問題】

(1) 複素数 を未知数とする方程式 の解をすべて求めよ。

(2) (1) で求めた解 は実数)のうち次の条件をみたすものをすべて求めよ。

条件: を未知数とする 3 次方程式 が、整数の解を少なくとも 1 つもつ。

【解答】

(1) (複号任意、計 5 個) (2)

(1) 5 次方程式の解

【問題(再掲)】

の解をすべて求めよ。

【型】係数が =公比 2 の等比数列 → を掛けると になる

【なぜこうするか】
5 次方程式をまともに解く方法はありません。係数を眺めるのが第一歩です。

——公比 2 の等比数列。等比数列の和の形は 型でしたから、「(何か)−(何か) を掛けると項が打ち消し合う」と予想できます。実際

(中間の項がすべて打ち消し合う、望遠鏡型の展開です。)したがって与式の解は、 の解から を除いたもの
はド・モアブルで解けます。、偏角 ごとの 6 個——半径 2 の円周上の正六角形の頂点。そこから を取り除いて 5 個、というわけです。
「5 次方程式の解が 5 個」という個数の整合も確認できます。

与式の両辺に を掛けると、中間の項が打ち消し合って

よって、与式の解は の解のうち を除いたものである。

とおくと、ド・モアブルの定理より と比べて

(除外)

したがって

次方程式なので解は 個。個数も合っている。)

検算。数式処理で (与式の左辺)を展開するとちょうど ✓ また与式を直接解かせると解は の 5 個で、 は含まれない

【定石】係数が等比数列なら を掛けて望遠鏡型に 型なら 、本問のように公比 2 なら 掛けた因数の分だけ余分な解が入るので、必ず除外するのを忘れないこと。

【よくあるミス】 を除外し忘れて 6 個答えること。 を掛けた操作は同値変形ではない(解が 1 つ増える)ので、必ず「 は元の式を満たさない」ことを確認して除きます(実際 を代入すると )。

(2) 3 次方程式が整数解をもつ

【問題(再掲)】

(1) の解 のうち、3 次方程式 が整数の解を少なくとも 1 つもつものをすべて求めよ。

【型】5 個を 1 つずつ代入。 が整数になるので「整数解は定数項の約数」が使える

【なぜこうするか】
5 個しかないので全部調べるのが確実。調べ方にコツがあります。
の値は のいずれかなので、すべて整数。したがって 3 次方程式は整数係数で、

整数解 をもてば

すなわち は定数項 の約数。定数項は なので、候補は の 6 個だけ。これで検査が一瞬で終わります。
なお )のときは で、解は という無理数のみ。即座に不適とわかります。

5 個の方程式。 から 3 次方程式を組み立てると

方程式

整数解の検査。整数解があるとすれば定数項( または )の約数、すなわち

方程式整数解
なし
なし
なし

該当する 2 つは実際に因数分解できて

したがって条件をみたすのは

検算(数式処理による全数検査)。5 個の解それぞれについて方程式を組み立て、 の整数をすべて代入した結果、整数解をもつのは )と )の 2 個だけ

【定石】整数係数の の整数解は の約数。候補が数個に絞れるので代入検査が現実的になります。場合が有限個なら表を作って全部書く——記述式では、調べ尽くしたことが伝わる書き方が高評価につながります。

【よくあるミス】 のとき の符号を落とし、 を取り違えること。この 2 つは整数解の有無が正反対なので、答えが変わってしまいます。

正四面体上を動く 4 点と線分の交点

分野:空間ベクトル(一次独立性・係数比較) 難易度:やや難 目標時間:25分

【問題】

1 辺の長さが 1 の正四面体 OABC を考え、 とする。動点 P は O から A へ辺 OA 上を秒速 1 で、動点 Q は A から B へ辺 AB 上を秒速 で、動点 R は B から C へ辺 BC 上を秒速 1 で、動点 S は C から O へ辺 CO 上を秒速 で、同時に動き出す。

(1) 動き出してから 秒後()のベクトル および を用いて表せ。

(2) 線分 PR と線分 QS が交点 M をもつときの )の値を求め、ベクトル を用いて表せ。

【解答】

(1)

(2)

(1) 4 点の位置ベクトル

【問題(再掲)】

秒後()の で表せ。

【型】「辺 XY 上を秒速 」なら、 秒後は (1 辺の長さが 1 だから がそのまま内分比)

【なぜこうするか】
1 辺の長さが 1 という設定がここで効きます。速さ 秒動けば進んだ距離は 。辺の長さが 1 なので、進んだ距離 がそのまま「内分の割合」になります。
したがって「X から Y へ速さ 」の点は

4 点それぞれの速さは なので、割合は 速さが 2 種類あるのが本問の仕掛けで、これが (2) で という特定の時刻を生みます。
なら なので、どの点も辺からはみ出しません(Q と S は半分までしか進みません)。

1 辺の長さが 1 だから、速さ の点が 秒間に進む距離 は、そのまま辺を内分する割合になる。

始点 → 終点速さ内分の割合位置ベクトル
PO → A
QA → B
RB → C
SC → O

(S は C から O へ向かうので 。)

検算。(O)、(A)、(B)、(C)——出発点と一致 ✓ (A に到着)、(C に到着)、Q と S は辺の中点 ✓

【定石】「1 辺の長さが 1」なら、進んだ距離=内分の割合内分点の公式 (係数の和が 1)を機械的に当てはめます。 を代入して端点になるかで必ず検算を。

【よくあるミス】S の向き(C → O)を O → C と取り違えて としてしまうこと。また Q の速さ を見落として とすること——速さが 2 種類あるのが本問の要です。

(2) 線分 PR と線分 QS が交わる と交点 M

【問題(再掲)】

線分 PR と線分 QS が交点 M をもつときの )を求め、 で表せ。

【型】交点を 2 通りに表して の係数を比較(一次独立だから係数は一意)

【なぜこうするか】
交点 M は線分 PR 上でもあり、線分 QS 上でもある。そこで 2 通りに表します。

ここでOABC が正四面体——つまり O、A、B、C が同一平面上にないので、 は一次独立。したがって両辺の の係数がそれぞれ等しいという 3 本の式が立ちます。未知数は の 3 つなので、ちょうど解けます。
ここが本問の核心:ふつう「2 直線が交わる」条件は空間では厳しく、交わらないほうが普通(ねじれの位置)。だから「交わるような を求めよ」という問い方になっているのです。
計算のコツは、3 本の式を足すこと。左辺の係数の和は 、右辺の和は ——という具合に、うまく整理すると だけの式が出ます。

2 通りの表示。M は線分 PR 上にあるから、 を用いて

また M は線分 QS 上にあるから、 を用いて

OABC は正四面体だから は一次独立。よって係数を比較して

 ……①

 ……②

 ……③

の決定。①③の辺々を足すと、右辺で となって が消える:

これを解いて 、すなわち

を満たす。)

の決定。 を②に代入すると だから

③に代入すると 、すなわち 。この 2 式から (ともに を満たす)。

交点 M。 を代入して

なので、M は線分 PR の中点であり、同時に線分 QS の中点でもある。)

O A B C P R Q S M

のときの様子。P は OA を 、Q は AB を 、R は BC を 、S は CO を 進んだ位置にあり、線分 PR と線分 QS がちょうど交わって M(両方の中点)ができる

検算(座標を構成して 2 線分の最短距離を測定)。1 辺 1 の正四面体を実際の座標で作り(各辺の長さが であることを確認済み)、線分 PR と線分 QS の最短距離を計算すると

PR と QS の最短距離判定
交わらない(ねじれの位置)
交わる
交わらない

でのみ距離が倍精度の丸め誤差レベル(になり、確かに交わることが確認できました ✓ そのときのパラメータも と一致 ✓ 交点の座標は で、 を計算した値と完全に一致

【定石】空間で 2 線分の交点は「2 通りに表して係数比較」 が一次独立なら表し方は一意——これが係数比較の根拠なので、必ず一言書くこと。3 本の式のうち、うまく足すと未知数が 1 つ消える組み合わせを探すと計算が軽くなります。

【よくあるミス】「一次独立だから係数比較できる」という根拠を書かないこと(平面ベクトルなら 2 本で足りますが、空間では 3 本必要)。また求めた を満たすか(線分上にあるか)の確認を忘れること。

(a) 原点だけ非対称なランダムウォーク

分野:確率(漸化式・対称性)・二項係数 難易度:難 目標時間:28分

【問題】

(第 4 問は選択問題。(a) または (b) のいずれか一方を選んで解答せよ。)

(a) 整数に値をとる変数 の値が、以下の規則で変化する。

(i) ある時刻で のとき、1 秒後に である確率はともに である。

(ii) ある時刻で のとき、1 秒後に である確率は である確率は である()。

から始めて、 秒後()に である確率を とする。

(1) を求めよ。

(2) すべての自然数 に対し次がなりたつことを示せ:どんな整数 についても にはよらない。

(3) を求めよ。

【解答】

(1)  (2) 下記の帰納法 (3) が奇数のとき が偶数のとき

(a)(1) 

【問題(再掲)】

を求めよ。 から出発、原点でのみ確率 で分岐)

【型】3 秒後に に至る経路をすべて列挙する。原点を通るときだけ が現れる

【なぜこうするか】
3 秒なので経路を全部書き出すのが確実。ポイントは「原点にいるときだけ確率が 、それ以外は という一点です。
に至る経路は 3 本:

  • 最後の一歩は原点発なので

も同様に 3 本( を入れ替えた形)。足すと の項が消えて の 1 次式になり、さらに も消える——これが (2) の予告になっています。

3 秒後に となる経路は次の 3 通り。

経路確率

同様に

経路確率

したがって

検算(厳密分数で 5 種類の )。分布を分数のまま 3 段追った結果

によらず

【定石】秒数が小さいうちは経路を全列挙。原点を通るかどうかで確率が変わる場合は、「原点を経由した回数」で経路を分類すると漏れません。

【よくあるミス】 の 3 歩目を としてしまうこと。3 歩目の出発点は原点なので確率は です。ここを間違えると (2) の見通しも立ちません。

(a)(2)  によらないこと

【問題(再掲)】

すべての自然数 に対し、どんな整数 についても によらないことを示せ。

【型】 についての数学的帰納法。漸化式で を含む項が で足すと になって消える

【なぜこうするか】
直感的には「符号を無視して だけ見れば、 はまったく関係ない」——原点から出るときに右へ行くか左へ行くかは で決まりますが、どちらへ行っても になるからです。この直感を式にしたのが以下の帰納法です。
漸化式は次のようになります( で形が違うことに注意)。

  • は現れない)

が現れるのは のときだけで、しかも 足すと となって が消えます。あとは帰納法の仮定を使うだけ。
なお のとき「」なので、 自体も によらないことが仮定から従います——これが の議論で必要になります。

証明。「どんな整数 についても によらない」を についての数学的帰納法で示す。

(I) 、それ以外の では 。よって

いずれも によらない。成立。

(II) で成立すると仮定する。とくに の場合から によらないので、 自身も によらない

のとき:原点に来るのは からなので

仮定より によらない。

のとき に来るのは (確率 )または (確率 )から、 に来るのは (確率 )または (確率 )からなので

がきれいに消えた。右辺は仮定( の場合)より によらない。

のとき:原点を経由しないので は現れず

仮定より によらない。

以上より でも成立する。(I)(II) より、すべての自然数 について題意が成り立つ。(証明終)

検算。 の 3 通りで のすべてについて を厳密分数で計算したところ、すべての組み合わせで 3 つの の値が完全に一致

【定石】 を足すと消える」型は、漸化式で の出どころを特定してから帰納法 が現れるのは原点発の一歩だけと見抜けば、 で消えることが読めます。 の場合から 自体の 非依存性が従うという連鎖も押さえておくこと。

【よくあるミス】 の場合を と同じ式で処理すること(原点から来る経路だけ確率が違う)。また のときの「」の扱いを飛ばすこと。

(a)(3)  を求める

【問題(再掲)】

を求めよ。

【型】(2) より によらない → としてよい → ただの対称ランダムウォーク

【なぜこうするか】
ここが本問でいちばん鮮やかなところです。(2) で の場合を見ると によらない、すなわち の値に無関係
ということは、計算しやすい を自分で選んでよい。当然 を選びます。すると規則 (ii) が (i) と同じになり、原点も含めてすべての点で左右 ずつ——つまりふつうの対称ランダムウォークになります。
対称ランダムウォークが 秒後に原点にいる確率は、 回のうち右へ 回、左へ 進む場合の数を数えるだけ:

なお が奇数のときは、右へ行った回数と左へ行った回数の差が奇数になるので原点には戻れません( の偶奇は の偶奇と一致します)。
「不変量を示してから、都合のよい特殊値で計算する」——高級な論法ですが、使えると強力です。

の特殊化。(2) で とすると によらないから、 によらない。よって として計算してよい。

このとき規則 (ii) は (i) と一致し、すべての位置で左右に確率 ずつ動く対称なランダムウォークになる。

が奇数のとき。1 秒ごとに の偶奇が入れ替わるから、 秒後の の偶奇は の偶奇と一致する。よって が奇数なら

が偶数のとき。 回の移動のうち 回、 回であればちょうど原点に戻る。その並び方は 通りで、各経路の確率は 。よって

まとめると

の偶奇
奇数
偶数

検算(厳密分数の分布計算)。(対称でない値)で分布を追った と、公式の値を比較すると

23456
分布計算(

すべて厳密に一致 ✓  に変えても同じ値になることも確認済みです ✓

【定石】「あるパラメータによらない」ことを示したら、そのパラメータを最も計算しやすい値に固定してよい。本問は で対称ランダムウォークに帰着。ランダムウォークが原点に戻れるのは偶数秒後だけ(偶奇の一致)も定番の着眼です。

【よくあるミス】 が奇数の場合を書き忘れること。また とおいてよい根拠((2) の結果)を明記しないこと——これを書かないと「勝手に特殊化した」と見なされます

(b) 対称性 を使う定積分

分野:定積分(置換積分・対称性) 難易度:やや難 目標時間:25分

【問題】

(第 4 問は選択問題。(a) または (b) のいずれか一方を選んで解答せよ。)

(b) (1) 連続関数 が、すべての実数 について をみたすとき、 がなりたつことを証明せよ。

(2) を求めよ。

【解答】

(1) 下記の証明 (2)  

(b)(1)  の証明

【問題(再掲)】

連続関数 をみたすとき、 を示せ。

【型】 と置換して、元の積分の 倍になることを示す(

【なぜこうするか】
条件 に関して左右対称」という意味です(グラフを で折り返すと重なる)。
一方 に関して奇対称(符号が反転)。だから「偶関数 奇関数を対称区間で積分すると 0」——という直感が働きます。
これを式にするには対称の中心をまたぐ置換 を使います。この置換で

  • (符号反転)
  • (不変)
  • 積分区間 はそのまま に戻る

結果として 、すなわち から 「置換して元の積分の 倍になったら 0」という、非常に使い勝手のよい論法です。

証明。 とおく。 と置換すると で、 のとき 。よって

仮定より だから

したがって 、すなわち

(証明終)

【定石】対称性のある積分は「対称の中心をまたぐ置換」 なら なら 置換して になれば (別の形)になれば足して 2 で割る——この 2 パターンを押さえておけば大半に対応できます。

【よくあるミス】置換のときに の符号と、積分区間の上下反転による符号を二重に掛けてしまうこと(両者は打ち消し合い、結果として区間が に戻るだけ)。丁寧に書けば防げます。

(b)(2) 

【問題(再掲)】

を求めよ。

【型】(1) を使って に置き換える → 残りは の置換で有理関数の積分

【なぜこうするか】
被積分関数に が掛かっているのが厄介です。そこで (1) の出番。
まず が条件をみたすか確認します。 だから

よって (1) より 、すなわち

厄介な が定数 に化けました。あとは を計算するだけ。
ここで 奇数乗を の式)に直すのが定石。 と置けば が丸ごと使えて、 の有理関数の積分になります。
最後は部分分数分解

(1) の適用。 とおくと

よって (1) より 、すなわち

残りの積分。 だから、 のとき )と置換して

分子を分母に合わせて割ると 。さらに部分分数分解して

よって

だから

まとめ。

検算(数値積分と記号積分)。元の積分を数値計算すると 。一方 小数第 9 位まで一致 ✓ また を数式処理で厳密に計算すると )で一致 ✓

【定石】(対称な関数)の積分は、対称性で を中心の値に置き換える——本問は の奇数乗は の式)に直して 分子の次数が分母以上なら、まず割り算してから部分分数分解します。

【よくあるミス】(1) を使わずに部分積分で を処理しようとして泥沼にはまること。誘導 (1) は (2) のためにあるという読みが大切です。また マイナスを落とすこと。

この冊子で身につけたい「型」一覧
  • 放物線と直線で囲む面積は /傾き 上の 2 点の距離は( 差)
  • 根号の中に変数がある最大最小は、根号ごと置換して多項式に(変域も置き換える)
  • 係数が等比数列の高次方程式は を掛けて望遠鏡型に——増えた解は必ず除外
  • はド・モアブル/解はちょうど 個・正 角形の頂点
  • 整数係数の の整数解は の約数——候補を絞って表で全数検査
  • 「1 辺の長さが 1」なら、進んだ距離=内分の割合 で端点になるか検算
  • 空間の 2 線分の交点は「2 通りに表して係数比較」(一次独立の明記が必要)
  • 3 本の式のうち、足すと未知数が消える組み合わせを探す
  • を足すと が消える」型は、漸化式で の出どころを特定して帰納法
  • 「あるパラメータによらない」と示したら、最も計算しやすい値に固定してよい
  • ランダムウォークが原点に戻れるのは偶数秒後だけ の偶奇が一致)
  • 対称性のある積分は対称の中心をまたぐ置換 なら
  • の奇数乗は の置換/分子の次数が分母以上ならまず割り算

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※ 問題文は名古屋大学が公表した平成17年度(2005年度)入学試験問題を、解説のために引用したものです。解答・解説はオンライン数学専門塾「数強塾」が独自に作成したもので、大学が公表した公式解答そのものではありません。経済学部の冊子は、 および (a) が文科系の冊子と完全に同一問題のため、この節では重複を避けて経済学部だけに出題された (b)(行列)の 2 設問を扱います(他の問題は、同じページの「文科系」の項をご覧ください)。大学公表の解答と一致を確認し、さらに数式処理による記号計算と、条件を満たす 3 組の具体的な行列での数値検証で独立に検算しています。
※ この問題は行列を扱うため、現行の学習指導要領(数学 C)の範囲外ですが、内容は「行列の積を成分で計算する」「交換子 を使って式を整理する」だけなので、定義さえ与えれば高校数学の範囲で完走できます。

2005年度 名古屋大学 数学(経済学部)の構成
  • 大問3題・全問記述式(試験時間90分)。 は (a)(b) の選択問題です。
  • (放物線と台形の面積比)と (対数条件と 52 枚のカード)は文科系の冊子とまったく同じ問題(a)( と 3 次方程式の整数解)も文科系 と同一です。
  • したがって経済学部の受験生だけが選べるのが (b) の行列問題。文科系と共通の問題を選ぶか、行列を選ぶかの二択でした。
  • (b) は「交換子 」がテーマ。成分計算は易しい一方、(2) の後半は因数分解の公式 が行列では成り立たないことを実感させる問題で、その「ズレ」の正体が交換子だと分かる仕組みになっています。
  • 目標時間は 22 分。(1) は必ず取り、(2) の前半()まで押さえたいところです。

(b) 行列の交換子

分野:行列(旧課程)・式の整理 難易度:標準〜やや難 目標時間:22分

【問題】

(第 3 問は選択問題。(a) または (b) のいずれか一方を選んで解答せよ。)

(b) を実数として、行列 を考える。

(1) となるための条件を求めよ。

(2) (1) が成り立つとき、 を示し、 を求めよ。

【解答】

(1)  (2) 下記の証明、および

(b)(1)  となる条件

【問題(再掲)】

について、 となるための条件を求めよ。

【型】 を成分で計算して引く。対角成分だけが残り、しかも符号違いの同じ値になる

【なぜこうするか】
やることは成分計算だけですが、結果に注目してください。 を書き並べると、非対角成分(右上・左下)がまったく同じになります:どちらも右上が 、左下が
これは 対角成分がともに 1 だから起こることです。したがって 対角行列になり、しかも対角成分は で符号が逆。つまり

という形に必ずなります。右辺が求める形そのものの定数倍なので、条件は「その定数が 1」——つまり の一本だけ。
(一般に 交換子と呼ばれ、必ず対角和(トレース)が 0 になります。本問で対角成分が の組になるのはその現れです。)

成分計算。

非対角成分が一致するので、差を取ると

これが に等しくなる条件は

検算。数式処理で を計算すると で、 との差は零行列 ✓ また の 3 例で として数値計算すると、いずれも

【定石】行列の等式条件は、両辺を成分で書いて 4 つの式を比較(交換子)は必ずトレースが 0 になるので、対角成分は の形。非対角が消えるかどうかを先に確認すると、比較すべき式が一気に減ります。

【よくあるミス】 を混同すること(行列の積は交換できないのが本問のテーマそのもの)。また の行列式と取り違えること( であって ではありません)。

(b)(2)  のズレ

【問題(再掲)】

(1) が成り立つとき、 を示し、 を求めよ。

【型】 とおいて、 と分解する。後半は展開して交換子でまとめる

【なぜこうするか】
成分で愚直に を計算しても解けますが(公表解答はその方針)、交換子を使うと見通しが劇的によくなります
とおくと、 が使えます。すると

がきれいに消えて、 だけが残る——ここが気持ちのいいところ。あとは が対角行列なので計算は一瞬です。
後半も同じ発想。 を展開すると

なので、 から引くと が消えて

と、2 つとも交換子で書ける(前半の結果)と を代入すれば終わりです。
つまりこの問題は「因数分解の公式 が行列で成り立たないのは、 のせい。そのズレは交換子で測れる」ということを体験させる設計になっています。

前半: とおくと 。よって

ここで

したがって

が打ち消し合う。)これで示された。なお と書けることにも注意しておく。

後半:まず展開すると

よって

前半より 、また だから

ここで

したがって

検算(数式処理+3 組の具体例)。(条件 )を代入して数式処理で計算すると、 ✓、および

差は零行列 ✓ さらに具体的な 3 組で数値計算すると

求める式

いずれも 完全に一致

【定石】 の世界では、交換子 を「ズレの測定器」として使う と書き換えて代入すれば、対称に見える項が打ち消し合って の式だけが残ります。数の世界の因数分解公式が行列で崩れる分は、必ず交換子で書ける——これが本問のメッセージです。

【よくあるミス】 を展開するときに左右の順序を勝手に入れ替えること( にしてはいけません)。行列では掛ける順序が意味をもつので、展開は必ず「左の因子を各項に左から掛ける」と機械的に行うこと。また などと勘違いしないように。

この節で身につけたい「型」一覧
  • 行列の等式条件は成分で書いて比較/非対角が消えるかを先に見ると式が減る
  • 交換子 は必ずトレースが 0——対角成分は の形
  • とおいて と書き換えると、対称な項が打ち消し合う
  • が消える)
  • 数の因数分解公式が行列で崩れる分は、必ず交換子で表せる
  • 行列の展開では左右の順序を絶対に入れ替えない

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問題PDFをテキストでも確認

名古屋大学 2005年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析

公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。

  • 図形・三角関数
  • 確率・場合の数
  • 微分・積分
  • 指数・対数
  • 整数
  • ベクトル
  • 方程式・不等式
  • 関数・グラフ

この年度の出題範囲と傾向

2005年度の問題PDFでは、図形・三角関数、確率・場合の数、微分・積分、指数・対数、整数に関する語句や設問を確認できました。名古屋大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は23年度、微分・積分は23年度、確率・場合の数は22年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。

分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。

問題文の文字起こし

問1画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、指数・対数、確率・場合の数、微分・積分、ベクトル

(1) 放物線と直線7とで囲まれた図形の面積を求めよ。

2 4つの点A B CW, D(のを頂点とする和有形の面積を (のとし, ((=AD eax. (の最大値を求めよ。
[1 | coves

一"2 ー M21 (079-331)

zx BR 番 F
xem] [|
31 数 学
答案 紙 mw lll
1から 13 までの数が1 つ書かれているカードが52 枚あり, 各数について4 枚ずつある。この 52 枚のカードから, RAT
に続けて 2 枚とりだし, そのカードに書かれた数を順に*, y とする。関数げ(x, y) = logs(x + y) —logax — logsy + LES
RB
() カードに書かれた数 7 fx, =O ERSSORTATRBE,
220 fe, ニー0 となる確率を求めよ。
CRIA
= 8 M21 (079-332)

PELE
31 数 学
(1]) 複素数zを未知数とする方程式z9 = 64 の解をすべて求めよ。
(2) (YCRDAM2 =p + gil), 9は実数)のうち, 次の条件をみたすものをすべて求めよ。
条件 : * を未知数とする 3 次方程式*? /37ヶ 9? ヵー0が, 整数の解を少なくとも1つもつ。
[3] ceew
ディデー やM21(079一83)

we eS I
数 学 公 cB 集
この公式集は問題と無関係に作成されたものであるが, 答案作成にあたって
利用してよい。この公式集は持ち帰ってよい。
中 等 *®
1 teh 2 fa, 473% 2 aie, (a, 6, <は正または0)
2 (a? +b? + 0?) (x? + y? + 2?) 2 (ax + by + cz)?
CG 角 »
ab ee
3. Sina ~sinB ~ sinc °F
4 a=)? +c? — 2becosA
5, S=Lbesina == a == O), (8 =F (at b +0)
@we »
6. 数直線上の 2 点* xsを :みに内分および外分する点 :
Xs + Mk) MX, — MK)
m+n? mn
7. RG, v1) CMB ax + by +o=0 COMA, BLUACH, y1, 21) CF ax + by tez+d=0 との距離 :
lax: +ayitecl lari +byi+ceitd
Je+e ° far +o? +e?
8. AA + FP H=1 bom, yicp ete: SE + 2 =
9, mine -2-=1 ORG, yOりにおける接線 : AP =]
(ベクトルと行列)
10, 2つのベクトルのなす角 : cos 9 =H
lallol
ja byt 1 2 一5
し | sana しに。 gps ae er
my ame M21 (079-334)

ae 数)
12. 極形式表示 : (cos9十?simの, (r=|z1,0 =argz)
13. 21 = ri(cos 4; + isin 41), 22 = r2(cos 2 + isin 2)に対し, zizz王7 tcos(9」十 5)十7sin(十の)]
1, ド・モアブルの公式 : メニァ(cos + isin のに対し. ダニーゲ(cos9十inの)
(解と係数の関係)
15. x? + px +q=0 OffAia, BOLE, g十6ニーヵ, g9王の
16. x°+ px? + qx +r =O OMA a, 8, yのとき, eg十6キヶッーーヵ. ab+hyt+ya=q, 997y ニーテァ
Gt 数)
17. loge = ose.
ons a
(三 角 関 数)
18. sin(a + 8)= sin @cos f + cosa sing
cos(a + 8)=cosacos# — sinasing
__tana+tang
19. tana + 8) = a ane
20. cos2a=1—2sin?a = 2cos*a—1
at, sinacosa=+-{ sina + 4) + sin(a— 2)}
cosa sing = 4-{ sina + 6) — sin(a — 6)}
cos.acos 8 =+-{ cos(a + A) + cosa — 6)}
sina sin =——5-{ cosa + 8) — cos(a ~ 8)}
22, sind + sinB=2sin 4+ ogg A=B
sin A ~sin B= 2.cos 44 gin AEB.
cos A + cos B = 2c0s AF 95 ARB
cos A — cos B=~ 2 sin 4B gin ARB.
b a
ind + =Ja? + 0 si ing =, =)
23, asin@ + bcos@=/a’ + b’sin(@ +a), (sina eae cos@ Jato
(数 列)
24. 初項。 Ad, Btn OBRWAMOM : S,=F-n(a+)=Tal 2a4(n— Ld}, I= a4 (n—1)d)
25, 初項。公比ヶ.項数ヶの等比数列の和:S。 ユールしェュ)
26, 1243? ot nt =n ($1) (20 +1)
2キーキが| aeキュ
ーー%6 = でM21(079一335)

a ビ
CC @
a7. jim (1 +L)" =e = 2, 71828---
no n
28. tim 補えニュ
dns
徴 積 多
29 17(@の|ニア(の)の@
= on
30. x=sonoeed =(F)
= os AY eV),
a r= ald), y= OLaD =
32, (mnの"ニー logs)’ =
8. r= gNOLE [rlgd)g (Dat = [radar
3. ののみ=7の9のー友の
fn) 4
35, [OD a= tog f+
(続きは問題PDFで確認できます)

原本の問題PDFを確認する

問2画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、確率・場合の数、整数、微分・積分、ベクトル

第4 問は選択問題である。つぎの[la)または別紙の[4I(D)のいずれか一方を選んで解答せよ。
[4] @ waucmec sax oem, 以下の規則で変化する。
(i) ある時刻でをニカ(0)のとき, 1秒後ヒメーカ1, ェニカー1である確率はともにである。
i) ある時刻で+ー 0のとき, 1秒後にァー 1である確率はの x= —1 である確率は1一 7 である(0 ミミ1)。
ァ*ー0から始めて, nBB(n=0, 1, 2....)にァ*ー m CHAMBRE p,(m ETS,
1) ps(1) + ps(一1 ) を求めよ。
(2 すべての自然数ヶに対し次がなりたつことを示せ LATHE m についても palm) + (一)は9にはよらない。
(8 が(0)を求めよ。
[4] @ wwe
—5— M23 (079-356)

ゅ Pons
答 案 紙 mml | | |
第 4 問は選択問題である。つぎの[4](b)または別紙の[4のいずれか一方を選んで解答せよ。
(1) 連続関数(<が, すべての実数*だついて7ーバニア(のをみたすとき。/ (メー 7のな=0がなりたつ
ことを証明せよ。
@ [ES み を求めよ
しコーcosz ・
[4] © owe
ード6 re ぐM23(079一357)

38 IN
数 学 aS 式 集
この公式集は問題と無関係に作成されたものであるが, 答案作成にあたって
利用してよい。この公式集は持ち帰ってよい。
中 等 ©
1, S242 fay, 784! 2 aah, Ca, 6, <は正または0)
2. (a? + 6? + 0?) (x? + y? + 2”) 2 (ax + by + cz)?
Ee & B®)
ab ce
3. Gna ~ sin smc 人
4. a=)? + ¢?—2becosA
5 $= besina =e — a) GHG 0), (8= (at +e)
(図形と *
6. 数直線上の2点n、 を名:みに内分および外分する点 :
0z + Xi 2 一 Xi
mtn’ one
7. Rn, yi) と直線 + by +o =0 との距離, および点々j。 1, 21) CFB ax + by + cz + d=0 CORRE:
lari tbyitcl lari + by tez+dl
Veto? latte?
2 ya
8 EAA +A H1LEON, BSR: A + a1

9 me FE = 1 Lomo, y)における接線: LE UP oy
(ベクトルと行列)
10, ? つのベクトルのなす角 : cos 9 =
lzllgl
a 。 がかつ 1 2 一6
uf} marae, gp eer
a M23 (079-358)

原本の問題PDFを確認する

問3画像OCR

検出分野: 図形・三角関数、確率・場合の数、指数・対数、微分・積分、数列

(1) カードに書かれた数*。 y で, fH, ヵ) 三 0 となるものをすべて求めよ。
2) f@, Y=0 となる確率を求めよ。
RIM)
eng im M22 (079-342)

2 8 番 号
| | | | | | 8)
(a) 36 数 学
eR i
第3 MARRMECHS, OLOTAIEKMMOLWOWTHA HERA THEE,
(@) ) 複素数zを未知数とする方程式 = 04 の解をすべて求めよ。
(2) (1) で求めた解<ニカ ai, 9 は実数)のうち, 次の条件をみたすものをすべて求めよ。
条件 : * を未知数とする 3 次方程式 + 89ゲーカー 0が, 整数の解を少なくとも1つもつ。
@) (astm)
wnt A ae M22 (079-343)

Pp
(b) #8 済 36 数 学
= 2m eel | | |
第 3 問は選択問題である。つぎのEIDまたは別紙の(2)のいずれか一方を選んで解答せよ。
1 ヵ lr
Ob. a な ゃを実数として, ga4ー[ a s=( "| emas.
r s
1 0
() AB~BA= (; ‘| となるための条件を求めよ。
2 0
(2 (1) が成り立つとき, 4 |*m 4ポーがーーお) (A? + AB + BY) を求めよ。
16) (第得
デー ぐM22(079一344)

a . I se
数 oe 公 式 集
この公式集は問題と無関係に作成されたものであるが, 答案作成にあたって
利用してよい。この公式集は持ち帰ってよい。
aA =
1 SF bela, S284" 2 abe, (6, 0, <は正または0) .
2. (a? + b? +c?) (x? + y? + 2?) 2 (ax + by + cz)?
=e 4 ®
ee で
3 sin4 sinぢ sinC ae
4 a? =D +c? 2b0008A
5 5=訪sn4ーGーのGーのでーーの. (S= tat d +0)
@ewe
6. 数直線上の2点*ヵ, *。を如 :ヵに内分および外分する点 :
2が2 + NX) がXz一Xi
mtn? mn
7 Gn, yi) ch ax t+ by +e =0 との距離, および点(*j。 91, 21) と平面 + by + cz +d =0 との距離 :
lav: +dyi tel lars + bys + cz + dl
8 KAP + AEA 1 tom(n, iearsme: H+ We <1
9, 双曲線 -- 2 = 1 tomo, y)における接線 : He <1
(ベクトルと行列)
10, 2つのベクトルのなす角 : cos9 =A
lzllgl
gz リュ a 5
し ーーな しに。 (のーgの)
一6 ーー ぐM22(079一345)

トン ed
se
12, 極形式表示 : zニァ(cosの十?simの, (r=|z|,0=argz)
13. 21 = 171 (cos @; + isin A), z2 = r2(cos 62 + isin の5)に対し, zize= rire cos(9の」 + の5)十7sin(の17 填@)}
14, ド・モアブルの公式 : zニァ(cos9二#sinのに対し2 =r" (cos nd + isin nd)
(解と係数の関係)
15, x? + px + q=0 の解がgo、 BDL, a+ B=—p, ab=q
16. x8 + pxrr+ ge t+r=0 Of a, 28, YDEX, at+B+y=—p, aBt+fhyt+yva=q, gyニーァ
Gt 数)
17. logemt = eee
jogs a
CG AB 数)
18. sin(@ + £)= sinacos# + cosasin&
cos(a + 8) =cosacos 8 — sina sin 8
__tana + tang
19 tan(eすのニコゴーセonztanな
20. cos2a=1—2sin?a =2cos*a— 1
21, sina cos = { sin(a + 6) + sina — 4)}
cos asin 8 = sin(a + 8) ~ sin(a — 8)}
cos acos = +-{ cosa + A) + cos(a の]
sina sing ニーた| cos(a + 8) — costa — )}
22, sind + sin B= 2sin A *F cog オル
sinA —sin B = 2.cos 4 $2 gin AEB
cos A + cos B= 20s 442 ogg ARB
cos — cos B=— 2 sin AFB gin ARB.
. , ぁ a
=/a? H + ine =, =)
23, asind + bcosd =/a" + 7sin(9十の, (sina Tea "= Taq)
(数 列)
24 Wa, 公差4,項数ヶの等数列の和:$。ニーーァ(e+の= 2a+(n—1)d}, =a 4 (n— Ld)
25, 初項g、公始ア。項数の等比数列の和:S。=そローののんェュ)
28, 42243 ok nt =n (w+ 1) (20 +1)
1429439 44 = {one tv]
aa ol M22 (079—346)

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