藤原進之介です。このページでは茨城大学2012年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。
問題
解答
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:2項間漸化式 an+1 = 2an + 7 。係数が 1 でないので等差でも等比でもありません。定数をずらして等比に落とすのがこの型の一手です。
1. なぜその一手を選ぶのか
an+1 = pan + q を見たら、最初に確かめるのは p が 1 かどうかだけです。p = 1 なら公差 q の等差数列で即終了。ここでは p = 2 なので、その道は使えません。
次に考えるのは「何を足せば、余分な定数項が消えるか」です。両辺に同じ数 β を足して an+1 + β = 2( an + β ) の形にしたい。右辺を展開すると 2an + 2β なので、2β − β = 7 、つまり β = 7 と決まります。この一手を選ぶ理由は「定数項を消すため」であって、公式だからではありません。
2. 解答
- 両辺に 7 を足すと an+1 + 7 = 2( an + 7 ) 。
- よって数列 { an + 7 } は公比 2 の等比数列。
- 初項は a1 + 7 = 10 + 7 = 17 。
- したがって an + 7 = 17 · 2n−1 。
答え: an = 17 · 2n−1 − 7
3. 検算(ここまでを1セットにする)
n = 1: 17 × 1 − 7 = 10 。初項に一致します。
n = 2: 漸化式からは 2 × 10 + 7 = 27 。一般項からは 17 × 2 − 7 = 27 。一致します。
漸化式の問題は、一般項を出したら必ず n = 1 と n = 2 を入れる。符号ミスと初項ずれはここでほぼ全部捕まります。
この型の一般化: an+1 = pan + q(p ≠ 1)は、つねに β = q / (p − 1) を両辺に足せば等比に落ちます。ただし q が定数でなく n の式になっている場合(an+1 = pan + f(n))はこの手が効かず、両辺を pn+1 で割る、階差を取る、といった別の一手に切り替えます。どの分岐を選ぶかは第11章 数列で整理しています。
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茨城大学の数学の過去問は17年度ぶんを公開しています。そのうち1年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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茨城大学 2012年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 指数・対数
- 微分・積分
- 方程式・不等式
- 関数・グラフ
- 空間図形
- 図形・三角関数
- 数列
- 整数
この年度の出題範囲と傾向
2012年度の問題PDFでは、指数・対数、微分・積分、方程式・不等式、関数・グラフ、空間図形に関する語句や設問を確認できました。茨城大学の公開PDFを年度横断で調べると、図形・三角関数は17年度、関数・グラフは17年度、微分・積分は16年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 微分・積分、方程式・不等式、空間図形、図形・三角関数、数列
2 maー2,。 ayer ay 2 (n=1, 2。3....) で定められた数列(g}の一般
lay tka, = 3" — 1 となることを数学装帰細法を用いて証明せよ。
(8) 実数に対してち=か amー6*2 (のー1. 2, 3....) で定められた
HA (b,)} ORB Dy を求めよ。
座標平面上に点A(3. 0), BOO, 4)がある。点Pが単位円C:婦アニュ
上を動くとき, 次の各問に答えよ。
(1) APABの面積が最小となる点Pの座標を求めよ。
(2) PA? + PB が最小となる点P の座標を求めよ。
2 7 i M1 (662—2)
[4] ROeMMTMOMALTS. 0, 4 を正の実数とする。放物操Giッー ax!
と放物線siッニーーの + HR, SRC, 点P(eeyOにおいて直線に接
しているとする。直線?と*軸との交点を Q とし, Rx, 0)とする。次の各問
に答えよ。
(1) a, 2 の条件を求めよ。
2) 線分の長さの比 OQ : QR を求めよ。
(3) a= とする。*較との」 とるxeの部分の Cx とで団まれる図形の面積
求めよ。
一腔 ぐM1662一3)
a
問2画像OCR
検出分野: 指数・対数、関数・グラフ、空間図形、図形・三角関数、整数
(2) すべての自然数ヵ に対して, 次の潤化式が成り立つように実数ヵ, 7 を定め
よ。
Qn +2 = Pansi + Gan
8) <。が奇数なら c。+。 も奇数となり, g。が偶数なら cs+s も偶数となることを
[2] rx coseer cst CHK LO, g(のを
の=ニッーーの git)=et tet
と定義する。ただし, < は自然対数の底とする。 次の各問に答えよ。
(1) すべての に対して g() 2 であることを示せ。
(2) (の)は単調増加であることを示せ。
(3) x=f(@), seの" とするとき, s を*を用いて表せ。
4 *ー(17) の逆関数ニアー!(e) を求めよ。
1 fice >
(9) weber ーー er =) ERB LORD.
©) 座標平面上でを媒介変数とする曲線
x=f(t), y=g(t)
を考える。 この曲線を, 媒介変数#を消去して*, ッに関する方程式で表せ。
=e bo M3 (662—7)
[3] wrtede
a= f tetdt = (n=1, 2, 3,%)
と定義する。ただし, は自然対数の底とする。 KOGMICBAL
(1) を求めよ。
(2) 0ミミ7人ミS1のときだミミ7であることを用いて
a, (n=1, 2, 3,--)
(3) HDR Jim a, を求めよ。
(0 mnニーーテDF のート2.3....) を示せ
1 1 de
©) ie lm (Foe gp + +h) を求めよ。
|
|
2 = M3 (662—8) |
問3画像OCR
検出分野: 微分・積分、指数・対数、関数・グラフ
(2) Wey =r — 2)%(2x + 8)° を微分せよ。
(3) 次の定積分を求めよ。ただし, 対数は自然対数であり, e は自然対数の底で
ある。
9て 1819 / すeeすe
以下の各問に答えよ。
(1 2x?y + Say? — 6x? + 2y?— Gy? — lS xy を因数分解せよ。
2) p, ?を実数の定数とする。 BATHS + px? + or +6 =00 1 DOMES
ェーイであるとき, の,の値と他の角を求めよ。ただし,『は上単位で
ある。
8) 実数5に関する命題[o+5ぐ0ならば, gぐ0または1ぐ0」を命二P
ets. :
(i) MHPOMMBEBAL Ke, 真ならば証明し, 偽ならば反例をあげ
ょ。
(i) 命題Pの逆を命題Q とする。命題Q の真偽を答えよ。また, 真ならば証
BIL, 信ならば反例をあげよ。
=, OM6 (662—14)
< を実数の定数として, /(ぶ)ーィ(メー a)? とおく。以下の各問に答えよ。
(1) By =f (x) の増減と極値を調べ, そのグラフをかけ。 |
(2 <キ0 とする。曲線ヶニア(<) & + CHEN VOT S(a) を求めよ。 |
さらに, Sa)=—F LBS の値をすべて求めよ。
[4] mom, 3, 5, ......を次のように本に分ける。
1 | 3. 5 | 7, 9, ll, ml 15, 17, 19, 21, 23, 25, 27, 29 | ... |
第1群 第2群 第3群 第4群
ここで, 一般に第ヵ冬は2"「個の項からなるものとする。以下の各問に答え
よ。
|
() BTRONSVADS 10 番目の項を求めよ。
(2) 555 は第何群の小さい方から何番目の項であるかを求めよ。
(3) 第ヶ群に含まれるすべての項の和を求めよ。
— 27 一 M6 (662一15) |

