藤原進之介です。このページでは岡山大学2012年度の数学過去問の問題資料と学習情報を無料公開しています。掲載している問題・解答・解説の範囲は、ページ内の各見出しでご確認ください。
問題
解答
今日の一問 ── 解答と考え方
型の宣言:2項間漸化式 an+1 = 2an + 9 。係数が 1 でないので等差でも等比でもありません。定数をずらして等比に落とすのがこの型の一手です。
1. なぜその一手を選ぶのか
an+1 = pan + q を見たら、最初に確かめるのは p が 1 かどうかだけです。p = 1 なら公差 q の等差数列で即終了。ここでは p = 2 なので、その道は使えません。
次に考えるのは「何を足せば、余分な定数項が消えるか」です。両辺に同じ数 β を足して an+1 + β = 2( an + β ) の形にしたい。右辺を展開すると 2an + 2β なので、2β − β = 9 、つまり β = 9 と決まります。この一手を選ぶ理由は「定数項を消すため」であって、公式だからではありません。
2. 解答
- 両辺に 9 を足すと an+1 + 9 = 2( an + 9 ) 。
- よって数列 { an + 9 } は公比 2 の等比数列。
- 初項は a1 + 9 = 12 + 9 = 21 。
- したがって an + 9 = 21 · 2n−1 。
答え: an = 21 · 2n−1 − 9
3. 検算(ここまでを1セットにする)
n = 1: 21 × 1 − 9 = 12 。初項に一致します。
n = 2: 漸化式からは 2 × 12 + 9 = 33 。一般項からは 21 × 2 − 9 = 33 。一致します。
漸化式の問題は、一般項を出したら必ず n = 1 と n = 2 を入れる。符号ミスと初項ずれはここでほぼ全部捕まります。
この型の一般化: an+1 = pan + q(p ≠ 1)は、つねに β = q / (p − 1) を両辺に足せば等比に落ちます。ただし q が定数でなく n の式になっている場合(an+1 = pan + f(n))はこの手が効かず、両辺を pn+1 で割る、階差を取る、といった別の一手に切り替えます。どの分岐を選ぶかは第11章 数列で整理しています。
岡山大学は数学だけでは決まりません。他科目の対策ページも用意しています。
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岡山大学 数学 過去問|他の年度を見る
岡山大学の数学の過去問は21年度ぶんを公開しています。そのうち5年度は全問の解答解説つきです(「解説」の印がついた年度)。志望校の傾向は1年だけでは見えないので、最低でも3年ぶんを続けて解くことをおすすめします。
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岡山大学 2012年度 数学入試問題の文字起こし・出題分析
公開中の問題PDFを検索・復習しやすいよう文字データ化し、読み取れた語句から出題分野を整理しました。
- 図形・三角関数
- 関数・グラフ
- 確率・場合の数
- 微分・積分
- 方程式・不等式
- 空間図形
- 数列
この年度の出題範囲と傾向
2012年度の問題PDFでは、図形・三角関数、関数・グラフ、確率・場合の数、微分・積分、方程式・不等式に関する語句や設問を確認できました。岡山大学の公開PDFを年度横断で調べると、微分・積分は21年度、空間図形は21年度、図形・三角関数は20年度で検出されており、複数年を比較して対策したい分野です。
分野判定はPDFから読み取れた語句に基づく集計です。数式・記号・図表は文字変換で崩れる場合があるため、正確な条件は必ず原本PDFで確認してください。
問題文の文字起こし
問1画像OCR
検出分野: 図形・三角関数、関数・グラフ、空間図形、微分・積分、方程式・不等式
(2) ©, O, 9を同時に満たす実数の細 (wy) が存在するようなa の範囲を求めよ。
En SWORE Ao, Arye Anca とする。頂点 Ai, Ao Aner BD
QRELY, それらと Ap を頂点とする三角形を作る。このようにして得られる三角
形の総数を ga, そのうちの二等辺三角形の総数を 6。 とする。ただし正三角形は二等
辺三角形とみなす。このとき以下の問いに答えよ。
(1) ag および be を求めよ。
(2) Wt m 3 に対し,9ー SS ay を求めよ。
&
(3) by を求めよ。
= ルー ぐM2(396一15)
四角形 ABCD は平行四辺形ではないと し, 辺 AB, BC, CD, DA の中点をそれぞ
れE, Q, R, 8 とする。
(1) BY PR ODA K LAY QS の中点は一致することを示せ。
(2) #4 AG OFA M LAMY BD OFAN を結ぶ直線は点 K を通ることを示せ。
0 Sc<1に対して
f= / le-ge-3+gle
と定める。/(G) の最大値と最小値を求めよ。
eet Tce M2 (396—16)
問2画像OCR
検出分野: 確率・場合の数、関数・グラフ、微分・積分、方程式・不等式、空間図形
(2) 点Q がの上を動くとき、 AOPQ の面積の最大値と, 最大値を与える Q の座標
をすべて求めよ。
表の出る確率が p, 裏の出る確率が 9である硬貨を用意する。ここで p,q は正の定
数で,p+9ー1 を満たすとする。座標平面における領域 を
D={(a,y)|0S 2 $2,0Sy 8 2}
EL, 上を動く点 Q を考える。Q は A (0,0) から出発し, 硬貨を投げて表が出れ
ばz 軸方向に +1 だけ進み, 裏が出れば ? 軸方向に +1 だけ進む。なお, この規則で
上を進めないときには, その回はその点にとどまるものとする。このとき以下の問
いに答えよ。
(1) BEES 4 BURT Q が点 (2,2) に到達する確率 P。 を求めよ。
(2) 硬賀を5回投げて5回目に初めて Q が点 (2,2) に到達する確率 。 を求めよ。
(3) Ps = + DER, p の値を求めよ。
ーー | = M3 (396—18)
a を正の定数とし, 座標平面上の 2 曲線 CL: リー e" ,C5: y sar? を考える。こ
のとき以下の問いに答えよ。ただし必要ならば lim | <- =+00 であることを用い
てもよい。
(1) # > 0 OSHC, 関数 (7) = = の最小値を求めよ。
(2) 2 曲線 の, Cp の共有点の個数を求めよ。
(3) Ch, の の共有点の個数が 2 のとき, これらの 2 曲線で囲まれた領域を y HO
まわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ。
f(e) =4e(1-2) とする。 このとき
A(«) = f(z),
なn(の = fa(f(a)) (m= 1,2,0++++-)
によって定まる多項式 (sy) LOW CU FORUICBR ES
(1) BRE fala) = 0 を解け。
(2) 0 <1 を満たす定数! に対し 方程式 /(z) = OME a(t), A(t) ETS.
とが 0 Sc<1 かつ f,(c) =0 を満たすとき, afc), B(c) は frsi(a) = 0 OM
であることを示せ。
(3) 0 Szく1 の範囲での方程式 太(z) = 0 の異なる解の個数を 9。とする。この
とき Spur を Sy CHL, 一般項 $。を求めよ。
ーー 勝一 ぐM3396一9)
