藤原進之介です。このページでは関西学院大学2015年度の数学過去問を解答・解説つきで無料公開しています。
問題
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関西学院大学2015年度の数学について、解答と解説を掲載します。数値はすべて当塾で独立に検算し、公開している解答PDFと照合済みです。
〔1〕(1) 三角形の面積・外接円・内接円
AB = 7、BC = 5、CA = 9 の三角形ABCを考えます。
ア cos A
A は AB と CA が挟む角なので、向かい合う辺は BC です。
cos A = (AB² + CA² − BC²)/(2·AB·CA) = (49 + 81 − 25)/(2·7·9) = 105/126
イ sin A
0° < A < 180° より sin A > 0 なので
sin A = √(1 − 25/36) = √(11/36)
ウ 三角形ABCの面積 S
S = (1/2)·AB·CA·sin A = (1/2)·7·9·(√11/6) = 63√11/12
エ 外接円の半径 R
正弦定理 BC/sin A = 2R より
R = 5 ÷ (2 × √11/6) = 5 × 6/(2√11) = 15/√11
オ 内接円の半径 r
S = (1/2)r(AB + BC + CA) より
(1/2)r(7 + 5 + 9) = 21√11/4 ⇔ (21/2)r = 21√11/4
外接円は正弦定理、内接円は面積 = (1/2)r × 周。この2つの使い分けを反射的にできるようにしておきましょう。
〔1〕(2) さいころの目で決まる2次関数の性質と確率
2個のさいころの目を a, b とし、f(x) = x² + 2ax + b を考えます。
カ f(x) の総数
a, b がそれぞれ6通りなので
キ f(1) が偶数となる確率
f(1) = 1 + 2a + b。2a はつねに偶数なので、f(1) の偶奇は b + 1 の偶奇で決まります。
b + 1 が偶数 ⇔ b が奇数 ⇔ b = 1, 3, 5(3通り)。a は何でもよいので 6 × 3 = 18 通り。
ク f(x) の最小値が2以上となる確率
f(x) = (x + a)² + b − a² と平方完成すると、最小値は b − a²。条件は
b − a² ≧ 2
a ≧ 1 なので a² ≧ 1。b ≦ 6 と合わせて絞ります。
| a | 必要な b | 該当する b | 通り |
|---|---|---|---|
| 1 | b ≧ 3 | 3, 4, 5, 6 | 4 |
| 2 | b ≧ 6 | 6 | 1 |
| 3以上 | b ≧ 11 | なし | 0 |
ケ y = f(x) のグラフが x 軸と共有点をもつ確率
下に凸なので、条件は最小値が0以下、すなわち b − a² ≦ 0(b ≦ a²)。
| a | a² | b ≦ a² を満たす b | 通り |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 1 | 1 |
| 2 | 4 | 1, 2, 3, 4 | 4 |
| 3, 4, 5, 6 | 9以上 | すべて | 6 × 4 = 24 |
コ f(x) = 0 が −3 より小さい解と大きい解を1つずつもつ確率
下に凸の放物線が x = −3 をまたいで x 軸を切る条件は、ただ1つ f(−3) < 0 です(判別式や軸の条件は不要)。
f(−3) = 9 − 6a + b < 0 ⇔ b + 9 < 6a
| a | 6a | b < 6a − 9 を満たす b | 通り |
|---|---|---|---|
| 1 | 6 | b < −3:なし | 0 |
| 2 | 12 | b < 3:1, 2 | 2 |
| 3, 4, 5, 6 | 18以上 | b < 9:すべて | 6 × 4 = 24 |
「2解が k をまたぐ ⇔ f(k) < 0(下に凸のとき)」は、解の配置問題で最も使う条件です。判別式・軸・端点の値の3点セットを毎回書く必要はなく、またぐ場合は端点の符号だけで必要十分になります。
この年の学習ポイント
(2) は、2次関数の性質を「a, b の不等式」に翻訳したあと、さいころの目の範囲(1〜6の整数)で数え上げる問題でした。翻訳がきれいにできれば、あとは表を作るだけです。
クとケは同じ b − a² の符号を見ており、コだけが端点の値を見ています。何を問われたら何を調べるのかを対応表として整理しておくと、この種の問題は一気に速くなります。
関西学院大学2015年度は複数日程が実施されています。当塾で解答PDFを公開できている範囲から順に解説を掲載しており、裏づけのない問題について推測で解説を作ることはしていません。
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